異常気象が続いている2020.1.8の朝方。
まぁ、暖かくて過ごしやすいのはありがたいところですけど
いつだったか、出会った素敵な介護士さんから学んだ事を書かせて頂きたいと思います。
認知症で、帰宅願望が出る事が多く、突然怒り出される事が多い女性の方がいらっしゃいました。
その方が、何故か泣き出される日がありました。
「お父さんに逢いたい、お父さんの所に行きたい」と
お父さんは亡くなっておられます。
とある介護士さんが、その方に穏やかな声で話しかけます。
「お父さんに逢いたいんですね。お父さんはどんな方だったんですか?」
→「お父さんは優しかった。私の名前が◯◯だから、◯ちゃん、◯ちゃんと呼んで、いつも優しかったの」
→「まぁ、優しい方だったんですね。◯ちゃんって呼ばれてたんですね。◯ちゃんがお父さんに優しくしていたからお父さんも優しかったんでしょうね。皆さんのお父さんやお母さんはどうでしたか?」
それを聞いた他の患者さんも、「うちも優しかった」と皆さん口を揃えて仰いました。
→「まぁ、そうなんですか。。。私はお父さんには、ついまったくもうっ!!ってすぐ口うるさく言ってしまって、なかなか優しく出来ないから、優しくするようにしなきゃですねぇ」
それを聞いて、他の患者さんの 少し笑っておられましたが、泣いておられる方はシクシクとまだ泣いておられました。
その姿に、介護士さんが
→「お父さんがどんなに優しい方だったのかよくわかりました。◯さんがそんなに泣いておられるのを見たら、私までなきそうです」
と、本当に泣き出しそうな顔をして仰いました。
しばらく◯さんの横にじっと座りながら折り紙を折っていると
その様子を泣きながら見ておられた◯さん。
五分しないうちにに泣き止んで、穏やかな表情になっておられました。
看護では、共感するってよく使われる言葉です。
共に感じる
毎日毎日泣きそうになりながら看護のお仕事をするのはなかなかですが、、、
信頼関係を構築するって、頭で考えるだけでは難しいのかもしれません。
認知症の方は、とても敏感です。
本当に気持ちを分かち合う人が側にいたら安心出来るのだろうなと思いました。
あくまでも、プライベートな関係ではありませんが、素敵な介護士さんと◯ちゃんが出会えて良かったなぁと思いました。
ボランティアではありませんが、医療や介護の現場には特に、仕事だけでは割り切れない何かが求められる所だと感じています。
PS.書きながら思ったのですが、よくよく考えたらどんな仕事もそうなのかもしれませんね。
人と人ですもんね
今更気がつきました。
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