中国ドラマ『天地に問う~Under the Microscope~』 | キムチの備忘録♪

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先日観終わったドラマの感想です。

(※多少ネタバレあり)

 

天地に問う~Under the Microscope~

全14話(WOWOWオンデマンドで視聴)

 

☆あらすじ☆

数字に誤りを見つけると正さずにはいられない“算術バカ”の帥家黙(シュアイ・ジアモー)は、ある日、侵入した役所の帳簿から、八つある県のうち仁華県のみが、存在しないはずの税を100年前から支払っていることに気付く。得意の算術を駆使して不正を暴くべく奔走する帥家黙だったが、やがて事件は幼い頃に死別した両親の死の真相につながっていることを知るのだった。

WOWOWより)

 

 

 

2023年の中国ドラマ。

原題:顕微鏡下的大明之絲絹案

中国の有名な歴史作家である馬伯庸の作品が原作となっており、本作は馬伯庸が自ら脚本も担当しているとのこと。

本作は配音ではなく、原音っぽい?

 

ちょっと今回一つミスったのが、WOWOWオンデマンドのアーカイブ配信で観ていて視聴期限を失念して途中一話見逃したこと。なのであらすじを書いて下さっているページを拝見して脳内補完しました。

WOWOWのアーカイブ配信の期限ってドラマによって違うのがややこしい…ちゃんと確認しないといけませんね。反省あせる

 

 

さて、気を取り直し…

 

下矢印序盤のストーリーはこんな感じ下矢印

計算がめっぽう得意な主人公の帥家黙は、計算した田畑の面積が官府の記録と一致しないことに気付く。本来、金安府8県で均等に負担すべき税3530両を、“人頭絹布税”の名目で仁華県だけが負担していたのだ。

帥家黙は友人である豊宝玉の助けを得て、人頭絹布税について金安府に訴え出る。金安知府の黄凝道(ホアン・ニンダオ)は家黙の訴えを認め調査をさせる意向だったが、そこへ府下3県の高官が到着。百年来の賦税の方式を変えたくない高官たちは、家黙の主張にこぞって反論する…。

(WOWOWページより引用)

 

 

民から徴収する税に不正があることを発見した帥家黙は、その全容を明らかにしようとします。

高官達の妨害に合いつつ、徐々に明らかになってくるのは20年前に亡くなった両親の死の真相、そして搾取にあえぐ領民達の困窮とは裏腹にごまかしの測量によって私腹を肥やす金安の郷紳たちの実態でした。

 

 

 

メインキャスト鉛筆

 

主演の張若昀(チャン・ルオユン)さんがまず素晴らしかったです!

帥家黙は計算には強いが情に疎く人とのコミュニケーションが取れないという、なかなか特殊な役どころ。

一見何を考えているか分からないようでいて、心の奥に両親と記憶を失った苦しみを抱えています。

 

 

友人の豊宝玉(演:費啓鳴)もめっちゃ良い!

常に帥家黙の味方となり、コミュニケーションが取れない彼に代わりあちこち駆けずり回って協力するんですよね。苦労知らずの坊ちゃんに見えていたのに、自らの危険も顧みず友を助けようとする厚い友情に感動しました。宝玉…可愛いおねがい

 

 

さらには訟師の程仁清(演:王阳)も良かったです!超良かった!!

范渊の差し金により、帥家黙達による人頭絹布税の訴えを退けるべく敵対しますが…。

下矢印下矢印下矢印

(WOWOW公式Xより)

昨日の敵は今日の友、終盤は帥家と宝玉に協力し高官達の不正を暴く強い味方にキラキラ

立て板に水の清々しい弁論は必見です。かっこよすぎる。

 

 

裁判メインな結構お堅い話なのもあり、高官など脇のキャストも渋くて良い感じでした!

イケオジ祭り(笑)

お役人達のキャラクターも個性豊かで面白かったです。

一見すると日和見のようでいて実は人情味がある人もいれば、民のことを顧みず私腹を肥やす為なら人を陥れるような人もいたり。

正直計算の話などは難しくてよく分かりませんでしたが、決して諦めない心が導いた展開が胸アツでした。

勧善懲悪で最後はスッキリと終わり、全14話というコンパクトな長さでありながら濃いドラマでした。

 

 

エンディング曲はロックな感じでカッコイイ音譜

と思ったら、またまた劉宇寧さん!!

最近遭遇率高し…びっくり