早いもので、2023年も終わりに近づいてきましたね。
今回は視聴ドラマ少なめでしたが、家族が観ているドラマをチラチラ視聴していたのもあり、何気に結構観た気分になっています(笑)
なかでも『コタツがない家』が面白かったですね。小池栄子さんを中心に、家族の軽妙なやり取りが笑えました。キャストが絶妙で良かった。初回からちゃんと観れば良かったな、と今更ながら後悔。
あと『あたりのキッチン!』はほんわか系で癒されましたね。渡部篤郎さん演じる定食屋の主人が素敵でした。
では、自分がちゃんと観た3作品についてざっくり感想を書いていきたいと思います。
家政夫のミタゾノ
(テレビ朝日系 全9話)
家庭の闇を暴く家政夫シリーズ。第6シーズンにして、ついにゴールデンタイム進出です!
毎回家族みんなで観ているドラマです。
今回のミタゾノさんの相方は桜田ひよりさんでした!冷静キャラかと思いきや意外とミーハーだったり感情移入しやすい質だったりと、なかなか表情豊かなキャラクターでしたね。
途中で前シーズンの相方であった山本舞香さんが出演した回もあり、シリーズファン的には嬉しいサプライズでした。
今シーズンも強烈な家族だらけ、ミタゾノさんの家事豆知識も毎回凄いですね。特に印象に残った回を挙げるとするなら、スキャンダルをきっかけに山奥のポツンと一軒家で暮らす父と子ども達の話(7話)ですかね。子どもって大人が思うよりずっと強かだよね…っていう(笑)
気軽に楽しめて社会風刺も感じる、面白いシリーズだと思います。
いちばんすきな花
(フジテレビ系 全11話)
多部未華子さん、松下洸平さん、今田美桜さん、神尾楓珠さん主演ドラマ。
「男女の友情は成立するのか」がテーマらしい。
今まで誰かに合わせたり浮かないようにと振舞ってきた4人が、実はそこに生きづらさを感じている。
そんな4人が出会って、4人でいる空間が飾らない本音をさらけ出せる場所となり友情を築いていくお話。
なんか不思議なドラマでしたね。展開がそんなにあるわけでなく、いつの間にか当たり前のように皆で集まって「ああでもない、こうでもない」と言いあっている。
会話劇みたいなところがありましたね。独特の間とか空気感を楽しむドラマだと思います。
そこに4人の共通の知人である5人目が登場するんですが、それぞれから見える「その人」の認識がバラバラで別人のようだ、というのが面白かった。人って家族や友人や職場や、接する相手によって違う部分を見せるものじゃないですか。だから、それぞれに違う部分を見せている4人と同時に会うのって…なんか違うんだよなぁ。っていう、その人の感覚にとても共感したし、関係性が出来上がっている「4人組」の中に入っていくのって居心地が悪いっていうのも凄く分かりましたね。
「男女の友情は成立するのか」については、人それぞれですよね。どっちが正解とか間違いとかない。
誰しも共感できる部分があるキャラクター達でしたし、主演の4人が皆さん良かったです!
きのう何食べた? season2
(テレビ東京系 全12話)
弁護士の筧史朗(西島秀俊)と美容師の矢吹賢二(内野聖陽)の同性カップルの2人暮らしの日常を描くドラマ。2019年に放送されたドラマのシーズン2になります。
同棲生活も年数を経て、シロさんのご両親の終活のこととか見ていると、自分達ももしものことがあった時…とかいろいろ考えるよね。
毎回シロさんとケンジが互いを大切に想う姿に感動するんですが、今シーズンはより「家族」とは何かということについて考えさせられることが多かったなぁと感じました。
彼らの周りの人達もみんな素敵で良かったです。鷲尾真知子さん演じるケンジのお母さんも温かい人でしたね。初めて会うシロさんをケンジの家族として信頼していて、息子のパートナーともちゃんと関係を築きたいという思いが伝わってきて、なんだかジーンとしました。
シロさんやケンジの同僚との場面もしっかりと描いてくれるのがこのドラマの素晴らしいところだと思っていて、それぞれ職場においても責任ある立場を任されたりする中で、2人の食事シーンが癒しの時間だったりする。そしてまたシロさんの料理が毎回美味しそうだし、それを毎回大絶賛しながら美味しそうに食べるケンジも可愛いのよ。作り甲斐があるってもんよね。
あと、小日向さん(山本耕史)とジルベールこと航くん(磯村勇斗)カップルと初詣したり4人で食事するシーンも楽しい。シロさんとケンジとはまた全然違う関係性というか、小日向さんがひたすら気分屋の航くんに振り回されているのが面白い(笑)
愛が沁みる場面がいろいろあって、私は結構涙しながら観てしまいました。
やっぱり素敵な作品ですね。