映画『杉原千畝 スギハラチウネ』 | キムチの備忘録♪

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WOWOWで視聴した映画の感想です映画

 

☆あらすじ☆

堪能な語学と豊富な知識を駆使し、インテリジェンス・オフィサー(諜報外交官)として世界各国で諜報活動に携わった杉原千畝は、1939年、リトアニアの日本領事館に赴任。自ら構築した一大諜報網をもって混乱する世界情勢を分析し、日本に情報を送り続けていた。その一方で、日本政府の命令に背いてナチスに迫害されたユダヤ難民に日本通過のビザを発給し、6000人の命を救った杉原の、知られざる信念や信条を描き出す。

映画.com解説ページより)

 

 

 

2015年作品。

結構前に録画したのをようやく鑑賞しました!

杉原千畝さんの功績についてはテレビ番組で取り上げられていたのを見たおぼろげな記憶がありますが、もっと詳しく知りたいと思っていました。

 

杉原千畝とは…

外務省職員(1924~47年)、駐リトアニア在カウナス日本領事館領事代理(1939~40年)

語学堪能で、英語・ロシア語・フランス語・ドイツ語など数か国語に通暁しており、特にロシア語に精通していた。

(Wikipediaより)

 

こういった情報だけでも大変優秀な方であることは明らかですが、独自のネットワークを築いての諜報活動なども描かれていて、本当に命懸けの仕事をしていたのだということが分かりました。

 

そして、多くのユダヤ人が残虐に命を奪われていた実情を目の当たりにした杉原千畝は、

 

リトアニアの日本領事館に押し寄せるユダヤ難民の境遇を憂い、

日本政府の命令に背き、独断で、国外退去になるギリギリまで受給要件を満たさない難民に対してもビザを発給し続けたのです。

 

ソ連やドイツのみならず母国からも警戒されながら、それでも目の前の命を救いたいという志を貫く姿が感動的でした。

そして彼の気持ちに共感し協力したり、後押ししてくれた人々の存在も忘れてはならないと思いました。

 

唐沢寿明さんの熱演が素晴らしかったです!!

そして、何があっても共にする決意の奥様との絆も素敵でした。

 

日本のキャストも豪華でしたが、外国人キャストも皆さん素晴らしかったです。

また、オールポーランドロケということもあり日本映画ではあまり見られないスケール感があったという点も良かったです。

戦争映画ではどうしても日本の負の側面が描かれることが多くなりがちですが、異国で危険を顧みず多くの命を救う為に尽力した杉原千畝さんのような人もいたのだということを知ることができて良かったと思います。