映画『天気の子』 | キムチの備忘録♪

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WOWOWで観た映画の感想です映画

 

☆あらすじ☆

離島から家出し、東京にやって来た高校生の帆高。生活はすぐに困窮し、孤独な日々の果てにようやく手に入れたのは、怪しげなオカルト雑誌のライターの仕事だった。そんな彼の今後を示唆するかのように、連日雨が振り続ける。ある日、帆高は都会の片隅で陽菜という少女に出会う。ある事情から小学生の弟と2人きりで暮らす彼女には、「祈る」ことで空を晴れにできる不思議な能力があり……。

映画.com解説ページより)

 

 

 

2019年作品。

新海誠監督の視聴済み作品はミーハー心で映画館まで観に行った『君の名は。』の他、過去WOWOWで放送されたのも合わせると6作目になります。おお~!思ったより観てた!!笑

 

話の筋は『君の名は。』よりも分かりやすいと思うけれど、まずヒロインの陽菜の雨を晴れにできる特殊能力が備わった理由がよく分からなかったですね。

屋上神社の力なのか陽菜自身の力なのか…映画観る限りでは説明が無かったように思いますが、原作ではそこら辺も書かれているのでしょうか?

 

小さな範囲の天気を晴れさせて人々の小さな願いを叶えるというだけの話なら、ほのぼのして前向きで良かったのですが当然そんな訳もなく。

大都会の天気を少女一人が操れるとか、彼女を人柱にして天気を元に戻すとか、それから彼女を取り戻す為にずっと雨の世界にしてしまうとか…。

なんかそういうご都合主義な展開が『君の名は。』同様ちょっと腑に落ちなかったです。

これが私が新海ファンタジーに今ひとつハマれない理由なんだろうな~と思いました。

まぁ現実味という意味では家出少年が都合よく人に面倒見てもらったり、陽菜と弟が子ども2人きりで生活しているっていうのも…ちょっと無理があろうかと。

ファンタジーにそんなツッコミを入れるのは野暮ってもんでしょうか(笑)

 

とはいえ、毎回言ってますが映像は綺麗なので見入ってしまいますね。

光の反射とか繊細な色彩が素晴らしい。

新海作品で雨が重要な役割をしているという意味では『言の葉の庭』も共通していますが、雨の街の美しさは必見です。

あとは花火も凄かったですよ!そこは特に良かったと思います。

 

それと声優陣が豪華でした。

小栗旬さんとか本田翼さんとか平泉成さんあたりは分かりやすい声でしたが、エンドロールを見たらもっといろんな人が出てたんでびっくりしました!

『君の名は。』の主人公達もちらっと出演していたので、ファンの方はそこも注目でしょうね。

さらにはRADWIMPSの音楽も相まって、前作の雰囲気がそのまま今作に引き継がれてきたような印象でした。

 

最終的な感想としては、

結局何もハッピーエンドではないよねっていうのと、主人公の帆高自身が結構謎の人物のまま終わったな、という感じです(^^;)