先日観終わったドラマの感想です。
運命のように君を愛してる
全20話(GYAO!+DVDで視聴)
☆あらすじ☆
チャンイン化学のCEOであるイ・ゴンは、 短命の家系のため周囲から常に結婚と跡継ぎを急かされていた。
彼には美しい恋人セラがいたが、彼女は世界的なプリマになる夢を諦められず、愛する人との結婚へ踏み切れずにいる。
一方、平凡な会社員のミヨンは、 優しすぎるあまりにいつも損ばかりしている。 付いたあだ名は“ふせん”、必要だが大切ではない存在という意味だ。
そんな全く別々の人生を送るゴンとミヨンだったが、 ゴンを陥れようとするある策略によって一夜を共にしてしまう。
のちに妊娠が発覚し、戸惑いながらも結婚を決意する2人だったが…。
(あらすじ、相関図:運命のように君を愛してる公式サイトより)
2014年韓国ドラマ。
GYAO!で駆け込み視聴していましたが、最後ちょっと間に合わずレンタルDVDでの視聴となりました。
映画、ドラマ含めて個人的チャン・ヒョク祭り4作目です(笑)
本作は台湾ドラマ『ハートに命中!100%』のリメイクだそうですが、台湾版は未視聴です。
序盤はまさしくドタバタラブコメって感じで、
薬を盛られて知らん間に一夜を共にするという流れが非現実的だな~とは思いましたが、そこからが良くてハマってしまいました
御曹司と平凡なヒロインの恋っていうのはよくある設定ですが、韓国ドラマにありがちな描き方とは一味違う感じがして良かったんですよね。
ドラマによくある財閥の人間って庶民を見下していたり横柄だったりっていうのがパターン的じゃないですか?でも本作はそうではない。
私はイ・ゴン(チャン・ヒョク)のキャラがとても好きでした
髪型とか言動が変わり者っぽくて笑い方のクセが強いんですが、ツボに入ってしまって彼が笑うたびに釣られ笑いしてしまいました
ただ、人としては至極真っ当。
他人をステータスとか表面的な事で判断せずに、中身をちゃんと見ている人なんですね。
自分なんか付箋のような存在で名前も平凡だと落ち込んでいるミヨンに対し、
って慰めるんだけど…奇抜に見えて実は心がとても温かい人なんだなぁって思いました。
でも、ただ適当に慰めてるわけではなく、彼はそういうマインドで生きている人なんだとも感じて。
人間的な魅力が満載でした。
ヒロインのミヨン(チャン・ナラ)は頼まれたらNOとは言えないお人好しな性格。
家族や自分の故郷の島をとても大切に思っていたり、とにかく優しくて可愛かったです
実は芯が強くて、我慢強いし逞しい一面もあり。
後半は自信を付けてより魅力的な女性になっていきました。
また、2人を取り巻く人々も皆愛すべきキャラクター達だったなぁと思います。
ダニエル(チェ・ジニョク)はミヨンを支え続ける紳士だったし、セラ(ワン・ジウォン)は勝手だなという部分はあれど運命の歯車が狂って可哀想な部分もあったり。
↑後半はこの2人の関わりにも注目でしたね。
タク室長(チェ・デチョル)は誰よりゴンの理解者だったし、ヨン(チェ・ウシク)はアホっぽいけど憎めない可愛さがありました。後半のこの2人のコンビネーションがGOODでした(笑)
ミヨンの母(ソン・オクスク)やゴンの祖母(パク・ウォンスク)も愛情深い人柄が素敵でした。
特にミヨン母の子を想う気持ちに心打たれたし、ゴンとミヨン母の関係性も良かったですね。
悪だくみをたくらむ人もどこか可愛げがあるというか(薬盛るのはアカンけど)、根っからの悪人が出てこないから嫌な気持ちになることなく見れたのが良かったです。
物語は前半のドタバタできちゃった婚から、惹かれ合う展開は既定路線ではありましたが。
そこから切ない別れやすれ違いがあり…お互いに想いあっているのに気持ちが言えない部分は涙腺がヤバかったです(T_T)
なんか、今までのゴンのクセの強い笑い方でさえ、途中からは「ゴン、お前そんなに強がるなよ」って言いたくなるぐらい哀しい笑い声に聞こえて尚更泣けました。
この作品を観て一番感じたのは、
起こってもいない未来の事ばかりに囚われないで、今この瞬間の自分の気持ちを大切にすべきだということ。
やらないで後悔するより、一度の人生もっと我儘に生きてみてもいいのかもしれないなと思いました。
(まぁ言うのは簡単なんですけどね…笑)
最後はこれでもかっていうほどハッピーエンドだったので、それはやり過ぎやろ~!という別のツッコミも入れつつ楽しく観ることができました。
心温まるラブストーリーがお好きな方には超お勧めのドラマです
OSTも良曲揃いでした