先日観終わったドラマの感想です。
鎮魂 全40話（WOWOWオンデマンドで視聴）
☆あらすじ☆
数万年前、地球によく似た“海星”という名の惑星に、人間に似た海星人と、獣と人の遺伝子を持つ亜獣人、そして地底には特殊能力を持つ地星人が暮らしていた。
しかしある日、惑星に隕石が落下。
食糧を求め、地底に暮らす地星人は海星人の土地を侵略しはじめ、争奪戦を繰り広げる事態に。そこで海星人は4つの特殊な力を秘めた聖器を作り出し、地星人を地中深くに封じ込めた――。
それから一万年後、生物工学科の教授・沈巍（シェン・ウェイ）の務める龍城（ロンチョン）大学で女子学生の死体が見つかる。
捜査にやってきたのは特殊事件を扱う特別調査所の所長・趙雲瀾（チャオ・ユンラン）。二人は初対面なのに、なぜかそんな気がしない。
学園内で次々と不審な事件が発生する中、雲瀾が犯行現場を突き止めるとそこには常に沈巍の姿があって…。
沈巍の正体に疑問を持つ雲瀾。事件の真相に迫るにつれ、二人の秘められた関係が明らかになっていく。
（中国ドラマ「鎮魂」日本公式サイトより）
2018年中国ドラマ。
『ロング・ナイト 沈黙的真相』での素晴らしい演技で気になっていた白宇（バイ・ユー）さんが主演のドラマということで視聴してみました。WOWOWさん配信感謝！
W主演の朱一龍（チュー・イーロン）さんは初めましてです。
この作品は原作がBL小説で、ドラマではブロマンスに改変されています。原作は未読ですが、どうもドラマとは設定が違うみたいですね。
ドラマは地球ではない海星という星が舞台です。
そこには海星人（普通の人間）、亜獣人（動物や植物など別の属性を持った獣人）、地星人（太陽の届かない地底に住み、特殊能力を持つ）が暮らしていました。
永らく住み分けによって平和を保っていたかに見えた世界でしたが、龍城では地星人の特殊能力と思われる怪事件が頻発するように。
そのような地星人を取り締まるのが趙雲瀾（チャオ・ユンラン）率いる特別調査所の面々。
彼らが調査する地星人事件の背後にいる黒幕の目論見が段々と明らかになってゆくとともに、趙雲瀾と大学教授である沈巍（シェン・ウェイ）の過去の関係性も見えてきます。
正直ストーリー的にはサラッと観ただけでは意味不明な部分も多く、地星人の能力とか四種の聖器とか鎮魂令主とかワームホールとか…説明があまりない（私が見落としてるだけ？）ので、やっぱりよく分からん！って感じでした(笑)
あと、低予算なのか衣装やCGやセットのチープさも気になりました。
ただ、一番は趙雲瀾と沈巍が醸し出すただならぬ空気感といいましょうか…その関係性の尊さを楽しむドラマな気がしています。
BLじゃないと言いつつ互いを見つめる目に友情や親愛以上のものを感じました(〃▽〃)
一万年の想いは重かった。。。
朱一龍さんの一人三役（三形態？）の演じ分けも素晴らしかったです。
沈巍＝黒袍使、夜尊（黒袍使の双子の弟）なので正確には二役か。
美しい…そして睫毛が長い…
その中でもやはり私は眼鏡の沈巍教授が一番ツボでした！
趙雲瀾は飄々とした雰囲気を見せつつ、仲間想いで正義感も強いキャラクターという相反する魅力。
白宇さんは前観たドラマの真面目な役柄も良かったけど、今作ではまた違った印象で可愛らしさもあって髭もよくお似合いでした！
頼れる所長なのに…その上目遣いは…おぬし………上級者か（何の）
特別調査所メンバー達もバラエティーに富んでいて、海星人も亜獣人も地星人もいて面白い。
主役カップルは勿論良いのですが、実はこの２人も萌えでした
（いやむしろ私はこっちが好きだ…笑）
新米所員の郭長城（グオ・チャンチョン）と楚恕之（チュー・シュージー）である。
のろまな新人と組まされてキレ気味な楚恕之であったが、純粋な郭長城に亡き弟の面影を重ね段々と世話を焼くように…俺が長城を守る！な楚兄が良い。大変萌えました。
楚兄、目力があって強くてカッコいいんだ～！！！傀儡師というのもツボだったりします。
でも途中でオネエキャラに豹変した時は声を出して笑ってしまいました（必見）
ほぼ楚兄の事しか言ってませんが（お気に入りキャラなので）…郭君はへなちょこに見えて実はかなり打たれ強くて聖母、見守りたくなると同時に時々頼もしく見える絶妙なキャラでした！
デコボココンビだけど実は相性抜群だと思います。
他にも、
副所長で猫族の大慶（ダーチン）
猫姿になったりして捜査してます。黒猫ちゃん。実は超長生き。小魚が好物。とにかく可愛い。
蛇族の祝紅（ジュ―・ホン）
所長に一途なのが可愛い。
海星人の科学者林静（リン・ジン）
特別調査所に役立つ品を数多く発明。謎多き人物。
汪徵（ワン・ジェン）と桑赞（サン・ザン）
恋人同士。事務担当。
異星のお話ということもあり、かなり壮大な設定になってます。
最終回がスッキリとしたハッピーエンドとは言い難いので好みが分かれそうではありますね。
ともかく各キャラクターが立っていて俳優さんの演技も良かったので、めちゃくちゃハマるとまではいかなかったですが楽しめました。
ちなみに吹替（配音）はキャラによって本人だったり吹替だったりするみたいですが、主演のお２人はご本人の声です。
こちらは朱一龍さんと白宇さんが歌うOST
お２人とも素敵な歌声ですね～