韓国ドラマ『秘密の扉』 | キムチの備忘録♪

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先日観終わったドラマの感想です。

 

秘密の扉 全24話(GYAO!で視聴)

 

(予告&解説)

 

☆解説&あらすじ☆

1762年、朝鮮第21代王の英祖は、実の息子である思悼世子(サドセジャ)を米びつに閉じ込めて餓死させた。「秘密の扉」は、朝鮮王朝史に残るこの悲劇に新たな解釈を施し、殺人事件というフィクションを織り交ぜた本格ミステリー時代劇。

1754年、在位30年を迎えた朝鮮第21代王の英祖。自身を支持する老論派と、兄の景宗を支持する少論派の党派争いに巻き込まれ、幼い頃から暗殺や処刑の危機にさらされてきた彼は、生き延びるために老論派に従い、王となった。
一方、英祖の息子イ・ソンは、地位と権力を約束されて生まれた世子。現在は父の代理で政務を執り、名君となるべく修業中だ。好奇心旺盛なソンはある日、唯一の友である画員のシン・フンボクを連れ、身分を隠して街に出かける。違法と知りつつ貸本の取引を試みたソンは捕校に怪しまれるが、美しく聡明な貸本屋の娘ソ・ジダムの機転でその場を切り抜ける。王宮に戻ったソンは独断で「民のために貸本業と出版を許可する」と宣言するが、老論派の重臣たちは猛反対。英祖もまた激怒し、譲位宣言という切り札を使ってソンを阻止するのだった。
そんな中、先代王・景宗が眠る王陵の井戸から、フンボクが死体となって発見される。捜査の結果、その死は自殺として処理され、逆賊とみなされたフンボクの家族は奴婢に貶められてしまう。ソンは親友の汚名を晴らすために再捜査を始め、フンボクの最期を目撃したジダムを秘密捜査官に任命。ジダムの力を借りながら事件の謎を追ったソンは、やがて父・英祖が隠し通してきた“連判状”にまつわる秘密の扉を開くことになるが…。

テレビ東京より)

 

 

 

2014年韓国ドラマ。

朝鮮史に詳しくないのですが、思悼世子の悲劇の最期は実話なのですね…。米櫃で餓死ってそんな刑があるのですか?初めて知りましたあせる

 

本作は英祖とその息子である世子イ・ソンが主役です。

イ・ソンが友人シン・フンボクの死の真相を探るべく捜査を進めると、英祖の即位に関する連判状の存在が明らかになってきます。

英祖と密な関係にある老論派と、その対立関係にある少論派の派閥争い。

そしてナ・チョルチュを中心とした民衆の組織など、様々な思惑が絡み合います。

英祖と世子ソンは王位継承を巡る各派閥の思惑に巻き込まれ互いに疑心暗鬼になったりと、親子でありながらとても複雑な関係性と言えます。

 

英祖を演じるハン・ソッキュさん、イ・ソンを演じるイ・ジェフンさんがどちらも素晴らしい拍手

老獪でありながら息子を想う王と、志を貫く無鉄砲気味で純真な世子の対比が際立っていました。

 

身分秩序を重んじ両班が国を束ねるのが王室や朝鮮を守る為に大切で、それが常識であるというのが王や王宮の大半の考え方なんですね。

それに対しソンは優秀な人材であれば身分を問わず科挙を受けさせ、国の政治にも登用したいという志のもと行動します。

この考え方の違いが両者の軋轢を生み、派閥争いに利用され、悲劇的な結末を迎えることに…。

 

真面目な時代劇なので笑いの部分はありませんが、見応えはありました!

王宮のキャストは若手イケメンは出てきませんが、おじさん勢が充実していて重厚感があります(笑)

その中で貸本屋のジダム(キム・ユジョン)や世子嬪(パク・ウンビン)の存在感が光っていました。

王と世子の愛憎劇が切ないお話でした悲しい

 

ハン・ソッキュさんとイ・ジェフンさんと言えば映画『パパロッティ』でも共演されています。こちらでは先生と生徒です。2人の絆に心温まる、とてもお勧めの作品です晴れ