WOWOWで観た映画の感想です
☆あらすじ☆
(映画『騙し絵の牙』公式サイトより)
2021年作品。
老舗の出版社の生き残りを懸けた争いを描いた本作。
本が売れなくなったと言われる昨今、本を手に取ってもらうためにはどのような戦略で売っていくのか。
文芸雑誌とカルチャー雑誌といった、部門間の派閥争いなども垣間見えて興味深い内容でした。
キャスト陣の顔ぶれは演技派の方々が揃っています
そして雑誌「トリニティ」の編集長・速水(大泉洋)
起死回生の大胆な作戦に打って出ます。
ポスターの謎解きミステリー感が内容と合っているかはです。
そう来たかという驚きはありましたが、してやられた!という爽快感という程ではなかったかな。
現在ではネット通販や電子媒体など、誰もが簡単かつスピーディーに本に触れあえる時代。
高野(松岡茉優)の実家のように町の小さな書店の多くは廃業の危機に瀕していると感じます。
しかし、こういった本屋は案外大切な一冊に出会える場であったりするんですよ。
そこに活路を見出した高野はなかなか良かったと思います。
そこでしか手に入らない物というプレミア感って人の心をくすぐりますものね~。
ただ、35000円は高いよ(笑)