先日観終わったドラマの感想です。
ラブ・バイ・チャンス2/A Chance To Love
(全13話 アジアドラマチックTVで視聴)
☆あらすじ☆
スポーツ科学部に通うキャン(プラン)は、講義に遅れそうになり走っていたところを国際学部のティン(ミーン)が運転する車にひかれそうになる。その後、出会う度に衝突していた2人。しかし、ティンはこれまで出会った人たちとは違うキャンに興味を持ち始めていた。一方、「汚いがかわいい」とティンに言われたキャンは、その言葉の意味が理解できず頭を抱える。キャンもティンが悪いヤツではないと思っていたが…。そんな時、キャンのある言葉に怒りを抑えられなかったティンは、キャンの口をキスで封じるが、妙な感覚を覚える。ティンにキスされたキャンは、何をしていてもキスのことが頭から離れず、日常生活に支障をきたしてしまう…。
(アジアドラマチックTVより)
2020年タイドラマ。
『ラブ・バイ・チャンス/Love By Chance』(全14話)の続編です。
前作でサブカップルだったティンとキャンのお話が本作ではメインになっています。
少しややこしいのは、時系列は前作の続きではあるものの、ティンとキャンは初対面という設定になっている点。
つまり他のカップル達の話は続編であるにも関わらず、ティンとキャンの関係性は一からということ。
最初混乱してしまいましたが、2人中心の物語として焼き直しされたドラマとみるべきということでしょう。
前作の時に書きましたが、私はメインだったエーとピートのカップルが好きだったんですよ。
で、この続編ではいきなり2人は別れていました
なんでも、登場すらしていなかったピートの父親に別れさせられたようです。
そんなのってアリですか。せめて普通に遠距離恋愛とかじゃ駄目だったの?
あの男らしかったエーが…この世の終わりみたいな顔でやさぐれている姿なんて見たくなかったんですが。
後半は曲作りとかで、だいぶん持ち直してきたようでしたが。
というか、エー!めっちゃ垢抜けましたね。雰囲気が随分変わりました。でも私は前のエーが好きだけど(笑)
回想シーンでピートと一緒のエーを見ると、彼はこんなに優しい笑顔をする子やったんやな~としみじみ思いました。ぜひ、元さやに納まって欲しいです。
今回メインのティンとキャンですが…
どうも私はこの2人の恋愛にハマれませんでした。
(※ファンの方ごめんなさい。。)
裕福な家庭で育ちながら家族との不和に傷ついたティンが純粋なキャンに惹かれ、心が癒されるというのは凄く理解できました。ティンがキャンを慈しむ表情とか、素敵だな~って思いました。
ただ、キャンがティンに恋愛的に惹かれるというのが…イマイチ説得力を感じなかったんですよね。友達として大事とかなら分かるんですけど。う~ん、表現力の問題なのかはたまた脚本の問題なのか。キャンの行動が飛躍し過ぎな感じを受けました。
あと、キャンはとても可愛いとは思うんですが、ちょっと子どもっぽすぎませんかね。無鉄砲過ぎるタイプがどうも苦手でして。
あ、ティンは前作の時より随分優しくなってました。前作はもっとジャックナイフのような性格に描かれてたから…。
他のサブカップルのことも一応描いてはいますが、尺がめちゃくちゃ少なかったです。
まず、テクノーとケンクラ。
前作でケンクラの酔っているところを襲っちゃったテクノー。
今作ではそのことをひたすら謝り倒すテクノーと、なかなか許さないけどちょっとテクノーが気になっちゃってるケンクラ。一向に進展しないトムとジェリー状態でした(笑)
最後は一応デート?みたいな、希望的な終わり方ではありましたが。
ビジュアルが良いカップルなので、もう少し違う関係性で見てみたかったな~と思いました。
タムとターはミクロしか出てこずで、2ショットはほとんど最後だけ。
しかも結ばれない。マジでなぜこのカップルをドラマに入れてきたのか謎でした。
ちなみにタムは曲作りでエーと接点を持つので、やっと他のメインキャラとの絡みが生まれました!
良かった良かった!←?
そういえばエーの友人のポンド。面白キャラで好きだったのですが、今作では落ち込むエーをひたすら心配する役回りの為、以前の陽気さが半減してしまっていたのが残念でした。
彼女のチャエイムとはその後も順調のようですが、残念ながら彼女は名前しか出てこず…。
前作に無かったカップルは、ティンの兄トゥンと元使用人のヒン。
トゥンはヒンと想い合っていたにも関わらず、別の女性との間に子どもが出来たためトゥンはその人と結婚しました。
しかし結局は上手くいかず別れ、結婚以来会っていなかったヒンと再び人生を共にすることに。
ヒンはトゥンを思い身を引くけれど、ずっと想い続けている健気で、ひたすら良い人でした。
ただ、トゥンは最低。全く愛してもらえなかった奥さんが可哀想。なぜ望まぬ子をつくったのか…。
トゥンの話といえば、ティンとの兄弟問題がドラマ的に非常に大きかったです。
過去の話になりますが、ティンの薬物疑惑をでっち上げ、彼を孤立させるという卑怯な行為がちょっと考えられない。
トゥンも昔母親に虐げられたり色々あったんやで~とか、家の跡継ぎとしての宿命を背負っているんやで~と説明はありましたが。そんなんで納得できるかい!
外面ばかり良くて、やることがえげつないんじゃー!!
でも、そんな兄とヒンの仲を取り持ってあげたティン。良い子過ぎるわ(T_T)
あと、2人の父親が息子達の問題を放置し過ぎ。悪い父親ではないような描き方をされていましたが、そんなんで親とは言えないやろ、と思ってしまいました。
本作はティンとキャンのカップルがお好きならば楽しめるかと思います!
しかしサブカップルはもれなく消化不良なので、個人的にはちょっと残念でした。