映画『人数の町』 | キムチの備忘録♪

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WOWOWオンデマンドで観た映画の感想です映画

 

☆あらすじ☆

借金で首が回らなくなり、借金取りから暴行を受けていた蒼山は、黄色いツナギを着たヒゲ面の男に助けられる。蒼山のことを「デュード」と呼ぶその男は、蒼山に「居場所」を用意してやるという。蒼山が男に誘われ、たどり着いたのは、出入りは自由だがけっして離れることができない、ある奇妙な町だった。

映画.com解説ページより)

 

 

 

2020年作品。

 

借金取りから助けられた主人公は謎の男にある町に連れて来られる。

 

衣食住が保証され、子供さえ作らなければセックスも自由だという。

 

時々街へ出かけて簡単な労働さえすれば良いのだ。

 

ただし、何の為に?誰の為に?

その説明は無い。

そして、この奇妙な町から抜け出す事は容易ではない。

その理由とは…?

 

 

こういうテイストの作品、嫌いじゃないです。

民主主義に対する皮肉めいたものも込められていた気がします。

投票に行くシーンなんかは、どこか裁判の傍聴券に並ぶバイトを彷彿とさせたり…考えさせられる場面もありました。

ただ、ツッコミどころは満載だし、所々?だし、全体的に盛り上がりには欠けるかな。

ラストもちょっと陳腐に感じました。

 

有名な人はそれほど出ていないんだけれど、主演の中村倫也さんは良かったです◎

謎めいた世界観にとてもマッチしていたと思います。

それと「人数の町」っていうタイトルも秀逸。

一見理想郷のように見える町ですが…

いくら食うに困らなくても、あんな所で生きていくのは御免被りたいですねあせる

 

星新一さんの世界観とかがお好きな方は楽しめるかもひらめき電球