映画『華麗なるギャツビー』 | キムチの備忘録♪

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先日WOWOWオンデマンドで観た映画の感想です映画

 

☆あらすじ☆

1922年のニューヨーク。宮殿のような大邸宅に暮らし、毎夜のように開かれる豪華絢爛なパーティーでひときわ目を引く男・ギャツビー。証券会社に勤めるニックはギャツビーの家の隣に住み、きらびやかな光景を憧れと好奇心に満ちた目で見つめる。ある日、ひとり暮らしのニックのところにギャツビーから招待状が届く。ニックはパーティーの人ごみの中、ようやくギャツビーと会うが、ギャツビーはニックにある頼みごとをする……。

WOWOWより)

 

 

 

2013年のアメリカ映画。

原題:The Great Gatsby

原作はアメリカ文学の代表的な作品の一つということですが、読んだことが無いので映画との違いなどは分かりません。また、過去の映像化作品等も未視聴です。

 

謎に満ちた大富豪ジェイ・ギャツビーの身に起こった顛末を、隣人であり友人だったニックが語り手として回想していく。

 

実は冒頭30分、ギャツビーは気配はあれど明確に姿が出てきません。

それが謎めいてる感じで良かったですね。

ある時何故かニックにギャツビーからパーティーの招待状が届き、ようやく対面を果たすシーン。

ここの見せ方が凄く上手いんですよね、音楽も演出も…。

そして、ギャツビーの表情がこれまた最高なんだグッ

 

2人がビジネス抜きの関係性になっていくのが良かったです。

 

 

ギャツビーはニックのいとこであるデイジーと軍人時代に恋人関係だったのですが、その後再会できず、その間にデイジーは富豪のトムという男と結婚してしまいます。

しかしギャツビーはずっと彼女と一緒になる未来を夢見て、経済的な成功を収め今の地位を築いたんですね。

 

最初の胡散臭い雰囲気からは一変して、

ニックにお茶会をセッティングしてもらって、久しぶりにデイジーと会う場面のギャツビーは可愛い!

緊張し過ぎてめっちゃソワソワ(笑)

先ほどの緊張感はどこへやら…ニックのことはそっちのけで完全に2人の世界ですw

 

 

デイジーの夫トムの清々しいまでの上流階級意識っぷりも良かったな~

ギャツビーを嫌味たっぷりに挑発する場面とかね。

 

 

それにしてもデイジーは悪い女ですよ。

男を魅了する術には長けているのでしょうが、正直内面的な魅力がよく分からなかったなぁ。

トムと別れてギャツビーに戻る気があるとは思えないんだけど、ギャツビーにも愛のある素振りをするし。

かと思えば最後は自分の罪を擦り付けてあっさりギャツビーを見捨てるし…

 

成金男の悲恋の物語と言ってしまえばそれまでなのですが、パーティーに群がってた連中が誰一人葬式にすら来やしないのは世知辛いなぁ~と思ってしまいました。

金持ち野郎共の身勝手さを思うと、ただただギャツビーが哀れではありましたが…

クズばかりの世界で、唯一ニックだけが彼の友人であり続けたことだけが救いだったかな。

 

ストーリーは割と分かりやすくて特段面白いということもないのですが、演出的なこだわりとか見どころはあったかなぁと思います。

レオナルド・ディカプリオ、トビー・マグワイアをはじめキャスト陣も良かったです。