韓国ドラマ『七日の王妃』 | キムチの備忘録♪

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先日観たドラマの感想です。
 
七日の王妃 全20話(KNTVで視聴)
 

 
☆あらすじ☆
燕山君(イ・ドンゴン)が王座について5年目。朝鮮は干ばつの被害に苦しみ、民は王の不徳を噂していた。そんな時、異母弟の晋城大君(ペク・スンファン、のちの中宗=ヨン・ウジン)の婚礼話が持ち上がる。晋城大君を警戒する燕山君は、重臣のシン・スグン(ペク・ソンヒョン)に娘のチェギョン(パク・シウン、のちの端敬王后=パク・ミニョン)を嫁がせるように命じる。宮中と姻戚関係になることを避けたいスグンは縁談を断ろうとするが、ちょうどその頃、何も知らないチェギョンはこっそり漢陽の町にやってくる。偶然、出会った晋城大君をスリと誤解し、ふたりは最悪の出会いを果たすのだが……。

KNTV・HPより)

 

 

 

2017年韓国ドラマ。

朝鮮王朝10代王燕山君とその弟である晋城大君、そしてヒロインであるシン・チェギョンを中心とした王宮ロマンス。そして王位を巡る争い。

王と大君に愛され、王妃になるも七日で廃妃された端敬王后(=シン・チェギョン)の物語です。

もうね、最初から最後までとにかく切ないお話でした。

 

 

 

 

 

では主要キャストについての感想を。

 

まずはヒロイン

シン・チェギョン(パク・ミニョン)

『成均館スキャンダル』以来の視聴となります。

成均館の男装ヒロインも可愛かったですが、今作も素敵でした!

今回は、幼い頃よりの想い人である晋城大君を一途に愛する女性。

ミニョンさんの芯が強く凛とした佇まいが良かったです。

悲恋のため涙が多かったのですが、とても自然な演技で美しかったです^^

 

チェギョンと愛し合う王の弟

晋城大君=イ・ヨク(ヨン・ウジン)

『アラン使道伝』以来の視聴となります。

前作ではツボには入らなかったのですが、今回はめちゃくちゃ良かったです!

王に命を狙われ続け、王位を狙う立場なので素性を明かせなかったり本音を言えなかったりする人物なのですが、勇敢で仲間想いでチェギョンを一途に愛する男なのです。

ウジンさんの特に良いなと感じたのは目の表現力です。言葉にできない色んな感情が瞳から伝わってきて惹きつけられました。

そして柔らかな雰囲気も魅力的でした。

他の出演作も観てみたいですね^^

 

愛に餓える暴君

燕山君=イ・ユン(イ・ドンゴン)

ドラマでは初めて拝見しますが、BIGBANGの「마지막 인사」MVの印象があります。(面白くて好きなMVです♪)

燕山君はとんでもなく傍若無人な王なのですが、母が廃妃であることや弟のヨクが嫡流であり父が王に据えたいのがヨクであったこと。さらに周りに心を許せる人がほとんどいなく自分の地位が脅かされていると感じていること。そして弟への愛憎の念、チェギョンへの淡い想いが彼の暴挙にさらに歯止めを効かなくしていくのです。

ためらいなく人を斬り殺す残忍さと、決して心が満たされる事がない苦しみが共存した複雑で哀しい王を見事に表現していたドンゴンさんの演技に痺れました!

 

 

その他キャストとしては、

 

ヨクの親友ソノ役に2PMのチャンソン。

2PMはもともとファンでしたが、俳優としてのチャンソンを観るのは『7級公務員』以来。

思慮深くて友達思いで男気もあるとても良い役でした!

 

チェギョンとヨクとソノの子供時代のキャストも良かったです。

特にヨク役のペク・スンファン君が良かったですね。気品がある王子様にピッタリで意志の強さを感じさせる瞳が印象的でした。

ただ、子役と大人になった3人の様変わり具合に最初は戸惑いました…5年後という設定なのに皆別人過ぎて(笑)

 

 

 

このドラマの見どころは王宮の政治的な話というよりかはチェギョン・晋城大君・燕山君の3人を中心とした人間模様だと思います。

そして王位争いに悲劇は付きものだというのは先日感想を書いた『麗』と共通するところですね。

王宮に生きる者にとって平凡な幸せを得ることが何よりも難しいということを改めて突きつけられました。

しかしながら、どんな逆境の中でも貫かれるチェギョンとヨクの愛に心を打たれました。

最終回は涙が止まりませんでした。

悲恋がお好きな方には是非お勧めしたい作品です。

 

 

 

KNTVでは本編の他にメイキング映像等のスペシャル番組として“「七日の王妃」撮影日誌”が放送されました。

本編は凄く切ないけれど、撮影現場は和気あいあいとしていて癒されました。

あと、インタビューの3人。

ドラマと全然雰囲気が違う!!

こんな弾ける笑顔は本編では見られませんのでね。喋り方も役の時とは全然違いますし。

俳優さんってやっぱり凄いですねぇおねがい