☆あらすじ☆
都内で発生した犯人不明の殺人事件を担当することになった、東京地検刑事部のエリート検事・最上と、駆け出しの検事・沖野。やがて、過去に時効を迎えてしまった未解決殺人事件の容疑者だった松倉という男の存在が浮上し、最上は松倉を執拗に追い詰めていく。最上を師と仰ぐ沖野も取り調べに力を入れるが、松倉は否認を続け、手ごたえがない。沖野は次第に、最上が松倉を犯人に仕立て上げようとしているのではないかと、最上の方針に疑問を抱き始める。
木村がエリート検事の最上、二宮が若手検事の沖野に扮する。
(映画.com解説ページより)
木村拓哉さんと二宮和也さんのダブル主演がこの作品の注目点だと思いますが、脇を固める方々も豪華!
そして「検察側の罪人」というタイトルも惹きつけられるし秀逸ですよね。
公開を心待ちにしていた映画です。
物語序盤は引き込まれる展開でした。
なので最上が過去に因縁のある相手をどのように追い詰めていくかとかワクワクしていたのですが…
う~ん。もう少し最上や沖野の人となりとか行動の必然性を描いてほしかったかな。
そしてちょっとよく分からない部分や演出が多くて。
キャストの無駄遣い感もあり…
そしてラスト…誰も救われないような終わり方は別に嫌いではないのですが、唐突すぎて「え!?」って思わず声が出てしまいました。
文句ばっかり書いてしまいましたが、キャストは皆さん素晴らしかったと思います!
ダークサイドに堕ちるキムタク、とても見どころです。
沖野の取り調べシーン、鳥肌ものです。
橘役の吉高由里子さん、
弓岡役の大倉孝二さん、
小田島役の八嶋智人さん、
青戸役の谷田歩さん、
松倉役の酒向芳さん、、、
皆さん素晴らしい!!
そして私のお目当て千鳥役の音尾琢真さん。出番少なかったけれど、存在感バッチリでした!欲を言えばもう少し見たかったけれども。ドスの利かせ方とか上手すぎて!!!(べた褒め)
諏訪部役の松重豊さんも流石でしたね~!怪しさ満点で。「バイプレイヤーズ」「孤独のグルメ」の大ファンなので、また一味違った役が見られたのも嬉しかったです。
モヤっとする部分も多い映画ではありましたが、キャストは素晴らしいですし、「正義とは」を考える作品だったと思います。