2日目の最初に訪れた場所は糸満市にあるひめゆり平和祈念資料館
まず、入口のところで献花が売られています。
私は雰囲気にのまれて一束買いましたが、買う買わないは自由です。
こちらはひめゆり学徒隊の慰霊碑。
慰霊碑の傍らに立っている(写真右手前)小さな石塔が「ひめゆりの塔」です。
慰霊塔の手前に穴があります。
ここは沖縄陸軍病院第三外科壕跡として残されています。
先ほど買った花を供えて手を合わせました。
資料館
お正月なので(この日は12/31でしたが)角松が飾ってあり、なんか妙な気分になりました。
“ひめゆり”の名前の由来
ひめゆり学徒隊として陸軍病院等に従軍した女子学生はもともと沖縄師範学校女子部と沖縄県立第一高等女学校という2つの学校でしたが、大正5年に併置校となり、姉妹校のような関係になりました。
ひめゆり、とは両校の校友会誌「乙姫」「白百合」が併置校になった際ひとつになって「姫百合」と名づけられたのが由来になっています。
この資料館は元ひめゆり学徒隊の同窓会の方々が中心となり、戦争体験を語り継ぎ平和の大切さを伝えるために設立されました。
資料館では生存者の証言や手記、資料を通して沖縄戦の悲惨さを学ぶことができます。
写真資料では在りし日の学校の様子や、亡くなった生徒一人一人の顔写真も展示されていました。
希望に満ちていたはずの彼女たちの未来がなぜ無残に奪われなければならなかったのか。そのことを考えると、このような戦争がもう二度と起こってはいけないと改めて思いました。
かねてより沖縄に行く際には必ず訪れたいと思っていた場所だったので、今回来ることができて良かったです。
ただ一つ感じたのは、家族で来られる際はお子様が説明文を読んで理解できる年齢になってからの方が良いかなということです。実際私達が入館するときに出てきた家族連れに小さい子がいたのですが、怖がってなかなか入りたがらなかったようなんです。恐らく薄暗かったり、壕が実物大で再現されている部屋があるからだと思います。
しかし沖縄の戦争体験を知るうえで意味深い場所ですので、機会があればどの世代の人にもぜひ一度は訪れて頂きたいです。