あれは私が大学一年生のとき、学校のブックストアで恋に落ちました。相手は何とモン民族という遊牧民の移民の男子で一年先輩の方でした。
正式に言うと一学年先輩だけど本当の年齢は遊牧民だったので適当らしいのですが…。ネットでモン民族と調べると変な画像出て来ますが、私が恋したJohnはそれはそれは格好良く、声は竹野内豊で、肌は普通に日本人ぽくて、一夫多妻の文化で育ったプレイボーイなのであります。
彼は頭がよく薬科で奨学金で大学に。私はビジネス、会計学科の一年生でした。接点の無い2人が土砂降りの夕方のブックストアで出会いました。助けてもらったというか…教材選びを一緒にしてくれ、私の寮まで送ってくれました。
とにかく遊牧民の彼、一夫多妻の家で育ち、お母さんが数人!兄弟は…20人弱?! 実家に連れて行ってもらったら兄弟達は靴も無く、家畜育てていました。鶏を追いかけたりして子供達と遊びました。 彼は狩に出かけ、それをお母さんが料理し、同じ移民仲間が大学の寮の彼の部屋に集まり、あぐらをかいて鍋を囲んだり、頭付きの鶏とか、皆でむしゃぶりように食べました。
私は恋は盲目とばかりに、本気で遊牧民になりたくて、得体の知れない彼が狩で仕留めてきた獲物の鍋とか、移民仲間に混ざり食べました。
見た事のないネズミ色した骨だらけの肉、美味しいけど翌日は下痢になっちゃった。後で確かめたらリスの肉でした。
でも好きだったから全然オッケー!遊牧民達のピクニックなどにも日本人として初参加。バレーボールやサッカーなど遊ぶ男子達の為に他の遊牧民の女子達と一緒に、お料理したりBBQの用意を全て女子らでやりました。全然オッケー! 白人の仲良しのルームメイトにお別れして、モン民族の女子とルームメイトになりました。デリカシー無いし移民仲間が来てプライバシー無いし、コスメとか消耗品勝手に使われても全然オッケー。
だって遊牧民の彼にぞっこんだったので、遊牧民に慣れないといけないし。日本人の男子など目に入る事さえ無かったのであります。
しかし!!
許せない事が…。それは、私のライバル、ミン民族の女!! 一夫多妻な彼を巡り、ミン民族の女と彼を巡り切ない切ない恋愛バトルがあったのであります。
週末にミン民族の女子が大学まで彼を迎えに来て自宅に連れ帰るのです。ようするに昔の言葉で言う、アッシー女ってやつ。彼女ではないはずのミン民族の女子は1時間かけて彼をお迎えに来ます。平日は私を彼女のように面倒見てくれる優しい先輩John。
勉強もパソコンも教えてくれ、勉強の後はバトミントンや映画や、お金のかからない大学内でのアクティビティによく出かけました。棚作りから何からやってくれる彼を毎週金曜日の放課後になると私の部屋に彼を迎えに、挨拶もなく入って来るミン民族の女!? わ、私の部屋で大好きなJohnの膝の上にわ、私のベッドの上に座るなんて~!しかも鉢合わせ?に悪気ない彼。 さすが一夫多妻!
この切ない状況を友人達に相談するも、遊牧民を本気で好きな私、遊牧民になりきろうとしている私の行動がギャグだとして笑い話にされるだけなわうけです。 遠く離れた高校の友人もグリーンモン民族?ホワイト?ミン民族!と恋愛話に行き着く前に大爆笑。 家族も遊牧民に恋してハマっている私を見てただただウケて盛り上がっているだけなのでありました。
一夫多妻の男子を好きになってしまった一途な恋を理解したり相談に乗ってくれる友人はいなく、とにかく武勇伝を聞かせてくれ!の笑い話にしかならなかった一途な恋なのでありました。
この話は今でも友人にすると爆笑されます…。ミン民族の話になると今でも悔しい気持ちがこみ上げます。結局私は疲れてしまい負けました。一夫多妻な彼で大丈夫な人と、切なくて悲しい私では太刀打ち出来ないのでした。
結局私はその後反動で、八年間付き合う事になる一途で硬派なスポーツ男子と切なくない、安泰で幸せな恋愛をしました。
今仕事で遊牧民というか、バター療法など学び商品化したりしています。仕事でも生かされているのかな?チベット民族グッズに惹かれます…。とにかくね、思い込んだら突き進んでしまうのは今も昔も変わりなく~。今から思うと良い思い出です!
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