奏乃組長から、
「それでは最後に、どのような状況でも力強くこのツアーを牽引(けんいん)してくれた、望海風斗がご挨拶申し上げます」

と紹介されましたおねがいキラキラ



グリーンハート望さま
「(笑顔で)皆さま、本日は雪組全国ツアー公演の千秋楽をご観劇くださいまして、誠にありがとうございました!

まずはじめに、先月、日本を襲った台風19号、そしてそれに続く大雨により、被害に遭われた皆様にこの場をお借りして、心よりお見舞い申し上げます。

私たちも初日の公演が中止となってしまい、公演を楽しみに待っていてくださった皆様のことを思うと残念で仕方ありませんでしたが、なんとか翌日から舞台の幕を上げようと、前向きに動きまわってくださったスタッフの皆様、そしてどんな時も各会場に足を運んで下さいましたお客様に心から感謝の気持ちでいっぱいでございます!

移動のバスの中や電車の中から、ほんの一部ですが被災地の状況を目にし、その場を通り過ぎることしか出来なかったことが本当に悔しく心苦しかったのですが、そんな中で静岡で見た美しく揺るぎない存在感の富士山に日本の魂を感じ、今出来ることを精一杯やろうと背中を押してもらいました。

さて、34年ぶりに再演となる《はばたけ黄金の翼よ》は、宝塚の伝統を強く感じ、そして沢山のことを学ばせてもらいましたが、やはり宝塚歌劇でしか出来ないことに挑戦させていただいたことを本当に幸せに思います!

そして、《Music  Revolution!》は、音楽を通して各劇場でお客様と一緒になって楽しむことが出来て、これが全国ツアーの醍醐味ではないかな、と毎公演に喜びを噛み締めておりました。

そしてこの全国ツアーは、通常より少し長く、14会場、まわらせていただきました。
直前に残念ながら、沙羅(アンナ)が休演となってしまいましたが、その後、出演者スタッフを含め、誰も欠(か)けることなく、元気に各地をまわれたこと、やり抜けたこと、それが私にとりまして何よりの誇りでございます!

そして、皆んなが元気に駆け抜けられたのは、各会場に足を運んで下さり、いつも温かく楽しく観劇して下さいましたお客様のおかげと、皆さまに感謝の気持ちでいっぱいでございます。
ありがとうございました!

この全国ツアーの公演が皆様にとって、少しでも心の栄養剤となってくださったら幸せでございます!
本日は本当にありがとうございました!」



次はアンコールですウインクキラキラ