無事に面接も切り抜け、晴れてセールスの研修に参加する事になったショーン。しかも今回は前回のセールス会社と違い、研修にも給料が発生するため、既に次の週を待たずして収入のある生活に戻った事になる。ヒーハー!(^0^)!
面接の時は応募者が30人弱ほど集まっていたが、この日オフィスに着いてみると、その面接を通過して研修に集まっていたのは僕を含めて7人だった。その7人の内、英語のノンネイティブはアルゼンチンから来たマリアという女の子と僕の2人だけだった。このマリアという子もオーストラリアに来る前は母国で英語の先生をしていたらしい。
ボスであるジャックが来て研修が始まると、新メンバーの自己紹介から入った。面接の時と同じ様に、名前や出身、これまでのキャリアなどの話が主な内容だったのだが、何と今回も例の「自身の恥ずかしい話をする事」という項目があり、またしても僕は「怒れる駅員のオッサン@フリンダース」の話をするハメになった。
そして自己紹介が終わると研修に入る。今日の主な内容は電力会社が電力を供給し、一般市民に使用した電力の請求書が来るまでの一連の流れはどうなっているのかを学ぶ事、今回自分たちが入社した会社が他の会社と比べて何故売り込みやすいのかを、ウチの会社の強みを抑えながら理解する事、そしてセールスピーポーとして守らなければいけないルールを、消費者保護法と会社の規則の2つに大きくわけて理解する事等だった。
研修に使われる資料は何十ページにも及び、結構な情報量だった。そして、この日の終わりにはこの研修で勉強した内容を「テスト」し、そのテストがクリアできたらセールスメンバーとして正式にターフでセールスをする資格が与えられるらしいのだが、実際にはこの「テスト」、完全オープンブックである上に、制限時間は特になく、更にテスト中に研修資料のどの部分を参照すれば答えに辿り付けるかをジャックに聞いてもよいという、とてもテストとは呼び難い内容のものだった。これだったら全員満点近く点数取れて当たり前ではないか。ただ、どうやらこの電力会社のセールスの業界においては、「ウチの会社では消費者保護法で求められている基準に達した人(「○○のテストをクリアした人」、等)だけをセールスチームに入れていますよ」という建前が必要なのだろう。だからこのようなほぼ形だけのテストをする必要があるのだという。何か日本とやってる事あんまり変わらんような気がするのう。
あ、そういえばテストが終わった後はこの会社で働くにあたっての誓約書みたいなのも書かされたな。「私は○○しません」という項目がいくつも並び、それらに全てチェックを入れていた。「私は○○しません」の項目のほとんどは常識的な内容のものだったが、中には「え、そんな項目も誓約書に入れちゃうの?」と思わされる内容もあった。
例えば
「私は、仕事用のiPadの、契約完了の直前の段階で出てくる『顧客の契約サイン』の画面で、顧客の筆跡を装い、顧客のフリをして勝手に自分でサインしたりしません」
とか、
「私は、契約完了の直前の段階で出てくる、『第三者機関の電話による顧客の本人確認』の所で、顧客の声マネをして顧客本人が喋っているかのように装うような事はいたしません」
とか。
「こんな項目が誓約書に存在するって事は、今までにこういう事を実際にやった奴がいるって事ですか??」と僕がジャックに聞くと、「う~ん、残念ながらそうだね」との事。ハハハハ、えげつないのう、セールス業界。結局どこの国に行っても同じなのかなあ。
面接の時は応募者が30人弱ほど集まっていたが、この日オフィスに着いてみると、その面接を通過して研修に集まっていたのは僕を含めて7人だった。その7人の内、英語のノンネイティブはアルゼンチンから来たマリアという女の子と僕の2人だけだった。このマリアという子もオーストラリアに来る前は母国で英語の先生をしていたらしい。
ボスであるジャックが来て研修が始まると、新メンバーの自己紹介から入った。面接の時と同じ様に、名前や出身、これまでのキャリアなどの話が主な内容だったのだが、何と今回も例の「自身の恥ずかしい話をする事」という項目があり、またしても僕は「怒れる駅員のオッサン@フリンダース」の話をするハメになった。
そして自己紹介が終わると研修に入る。今日の主な内容は電力会社が電力を供給し、一般市民に使用した電力の請求書が来るまでの一連の流れはどうなっているのかを学ぶ事、今回自分たちが入社した会社が他の会社と比べて何故売り込みやすいのかを、ウチの会社の強みを抑えながら理解する事、そしてセールスピーポーとして守らなければいけないルールを、消費者保護法と会社の規則の2つに大きくわけて理解する事等だった。
研修に使われる資料は何十ページにも及び、結構な情報量だった。そして、この日の終わりにはこの研修で勉強した内容を「テスト」し、そのテストがクリアできたらセールスメンバーとして正式にターフでセールスをする資格が与えられるらしいのだが、実際にはこの「テスト」、完全オープンブックである上に、制限時間は特になく、更にテスト中に研修資料のどの部分を参照すれば答えに辿り付けるかをジャックに聞いてもよいという、とてもテストとは呼び難い内容のものだった。これだったら全員満点近く点数取れて当たり前ではないか。ただ、どうやらこの電力会社のセールスの業界においては、「ウチの会社では消費者保護法で求められている基準に達した人(「○○のテストをクリアした人」、等)だけをセールスチームに入れていますよ」という建前が必要なのだろう。だからこのようなほぼ形だけのテストをする必要があるのだという。何か日本とやってる事あんまり変わらんような気がするのう。
あ、そういえばテストが終わった後はこの会社で働くにあたっての誓約書みたいなのも書かされたな。「私は○○しません」という項目がいくつも並び、それらに全てチェックを入れていた。「私は○○しません」の項目のほとんどは常識的な内容のものだったが、中には「え、そんな項目も誓約書に入れちゃうの?」と思わされる内容もあった。
例えば
「私は、仕事用のiPadの、契約完了の直前の段階で出てくる『顧客の契約サイン』の画面で、顧客の筆跡を装い、顧客のフリをして勝手に自分でサインしたりしません」
とか、
「私は、契約完了の直前の段階で出てくる、『第三者機関の電話による顧客の本人確認』の所で、顧客の声マネをして顧客本人が喋っているかのように装うような事はいたしません」
とか。
「こんな項目が誓約書に存在するって事は、今までにこういう事を実際にやった奴がいるって事ですか??」と僕がジャックに聞くと、「う~ん、残念ながらそうだね」との事。ハハハハ、えげつないのう、セールス業界。結局どこの国に行っても同じなのかなあ。