今日は昼にイヴァンの部屋のインスペクションがあり、それからどの部屋に住むのか決めることになる。彼の部屋もCBD内で、入り口がちょっとわかりにくい所にあった。彼自身の印象は、会う前までの携帯でのやりとりでも直接会ってからの会話でも特別悪くはなかったはなかったのだが、部屋に入って即ここは駄目だなと思った。中に入るとそこはなんかいかがわしい部屋なのかと思うような薄暗い所だった。それだけならまだしも、ルームメイトが明らかにアウトだと直感した。けっこう年いってる中国人のおじさんがいて、目が合った時に挨拶したのだが、てんでスカしたような態度でなんだこいつはと思った。イヴァン本人がまともだったとしても、こんなオッサンとは一緒に住めないなと思い、インスペクションが終わってバッパーに戻ったら、ここは早々に断りの連絡を入れた。

5件見て、その内CBD内のライアンの部屋とポートメルボルンのジョンの部屋の2件が良さそうだったので、どちらにするか少し迷った。しばらく考えた末、ライアンの部屋に住む事に決めた。ジョンの所は、インスペクションの時の案内の親切さはライアン以上だったし、彼はノルウェー人だったので、スウェーデン語で話しかければ自分のスウェーデン語の勉強がてら北欧の国のことをいろいろ知ることもできるかなとも思った(※スウェーデン語とノルウェー語は非常に似通っていて、スウェーデン人がスウェーデン語で喋りノルウェー人がノルウェー語で喋ってお互いに理解可能なほどである)。

ただ、インスペクション中に少し気になったのが、ジョンの「僕は普段はここには住んでないから」という一言だった。なんだ、結局部屋が決まったら彼とはあまり接点はなくなるのか。もう一つ、普段の生活の利便性に関して、この物件はライアンの所と大きな差があった。まず、ライアンの部屋はCBD内であらゆるものが徒歩圏内なので、ロケーション的に非常に便利だ。そして、彼の部屋のあるビルにはトレーニングジムがあり、居住者は無料で使えるという点も大きかった。僕はウエイトトレーニングが好きで日本では定期的にジムに通っていたのだが、オーストラリアのジムは設備はいいものの値段がやけに高くて行く気になれないのだ。ライアン本人と話した時の印象もよかったし、ジョンには申し訳ないが利便性をとってCBD内に生活の拠点を置くことにした。

6/18(水)にオーストラリアに到着して、月曜日には実際に部屋に移動することができた。渡豪前に立てていた目安の目標「一週間以内に長期の滞在先を確保する」は無事に達成することができ、とりあえずは一安心だ。