写真はあざみ野二丁目自治会とあざみ野商店会合同の初めてのイベントで、生憎の雨の日ながら、あざみ野東公園内にある集会所で餅つき会(午前中10-11時までは公園内のゴミ拾いと抱き合わせで)

 

 本日の話題は台湾総統選挙後の中国の動きについてです。ウクライナはロシアの侵略後二年が経過し、NATO諸国の支援疲れから、ウクライナへの武器弾薬の支援不足から戦線は膠着気味ながら、ロシアが優勢となりつつあります。中国は最近の自国の経済不況の実情や、ウクライナ・ロシア情勢を分析し、対台湾戦略を見直しつつあります。

 

 当初のシナリオでは時期到来とあらば、中国はサイバー攻撃とミサイル攻撃で台湾の軍事基地や主要エネルギー基地などのインフラを混乱に導き、台湾海峡の制空権を取り、圧倒的な戦力で、米軍を台湾周辺に近づかさせない内に台湾を手中に取り込むことが可能であると考えていた節がある。ところが、ウクライナ・ロシア情勢と決定的に異なるのは、圧倒的な陸上部隊を台湾に上陸させるためには海上から戦車や武器、そして数十万人の兵を安全に上陸させる必要があります。

 

 直近では中国本土に近い台湾の領土である金門島(金門島から台湾本土までは約200キロ)で、中国の漁船が転覆し二人の死者が出たことから対立が発生。中国側にとっては、台湾有事の際には金門島を抑え、本土からの陸上部隊の輸送基地にすることが合理的な戦略になります。

 

 文芸春秋2月号、キャノングローバル戦略研究所の峰村健司氏による「台湾2025海上封鎖」シナリオの記事を読むと、台湾上陸のためには台湾海峡が平穏な季節は冬場とのことで25年2月が危ないとのことです。それまでに勉強のため台湾・中国情勢を垣間見るなら今しかないと考え、友人夫婦と一緒に6月2日、横浜港発大型クルーズ船「ベリシモ」で急遽一週間の沖縄・台湾旅行をすることにしました。帰りは台北から羽田まで飛行機なので時間的にも適度な気分転換になりそうです。何事もないことを祈ります。