昨日はプラチナ・ギルドの会、10月の定例会開催日。例会の開催は17;30からですが、その前に二つのプロジェクトがほぼ同時進行しました。一つのプロジェクトは15;30から第8回プラチナ・ギルド アワードの募集期間が今月末日となっていますので応募の進行状況について報告がありました。また、来期以降の取り組み方針などについて打ち合わせました。アワードの事務局の第一次審査は11月11日に予定しています。今一つのプロジェクトは16;00時から日本総研創発戦略センターが受託した意識調査に参加するもので、人生100年時代に関する70歳以上のシニアを対象にしたグループ・インタビューに三人一組の小グループ・インタビュー二組(昨日は合計6名)実施されました。同様に11月にはWEBベースで残り三名×二組、計6名が協力することになっています。同調査は別のシニア・グループでも実施されており、調査結果は来年4月に公表される予定です。

 

 例会ではボーダーレス・ジャパン傘下の一企業、ピープル・ボートの青山社長をお招きし、日本で難民審査中の外国人に働く場を提供し、同時にエシカルPC(IT技術スキルの有る難民に中古PCを新品同様に直し、安価で販売するビジネスモデル)について講演いただきました。日本の難民審査は厳しく、申請の認可率は約0,4%だそうです。即ち認可を待ち続けている難民が多く、基本的に働く場がなく収入の道はありません。現在は難民支援協会の斡旋で数名の技術を持つ外国人を雇用し、ピープル・ボートは三年前に創業し、難民に雇用の機会を提供しています。まだまだ創業直後で苦戦中のようですが、青山さんは大学を卒業後、ボーダーレス・ジャパンで社会起業家という生き方を学び志高く懸命に努力されています。医師のPG会員の娘さんが同社の社員でその方の紹介で今回の講演が成立しました。既に会員の中には同社から中古PCを購入済みの人もいて、講演後には他の会員との商談か進んでいました。

 

 難民問題は日本ではあまり話題になりませんが、グローバルな社会課題としては大変大きな問題です。最近報道で知ったのですが、昨年難民認可が承認されたのは僅か7名で、その内5名は日本ゴールドマンサックスの社内弁護士が難民協会を支援すべく申請事務のボランティア活動で認可が得られたものと知りました。政治的迫害や内戦で難民になる人はアフリカや中近東では相当数に上ります。今後北朝鮮は言うまでもなく、政治的・経済的迫害を受けている少数民族のロヒンギャや、HKの活動家からも日本への難民が増えてくることも予想されます。優秀な若者が母国で生きるすべをなくして難民となるのは人道上も問題です。人口減少で働き手が減り失速しつつある日本で、そのような不幸な人たちを温かく迎え、働き・生活する機会を与えることが出来る日本でありたいと私は思います。日々是好日。