教会前に咲くラベンダー。
今日はこれまで新型コロナで死亡したと言われる(報告される)日本人の数について考えてみます。現時点で606人(昨日+13人)内閣府発表、全世界では289,594人(5月8日ジョンホプキンズ大学発表)国別内訳は以下の通りです。米国75,670 英国30,689 イタリア29,958 スペイン26,070 フランス25,990 中国4,637
この数字を比較してみるとどう考えても日本の死者数は他国比圧倒的に低く、ウイルスの強度が異なるのか(例えば、中国も日本と同様に比較的少ない、ウイルスの強度転移説)、新型コロナで亡くなった人の報告の取り方に相違があるのかと考えてしまいます(例えば、英国が最近イタリアの死者数を超えたのは高齢者施設での死者数を含めておらず、それを加えることにしたとか・・・)
平成29年の日本の死亡数を死因順位別にみると、第1位は悪性新生物<腫瘍>で37万3,178人、第2位は心疾患(高血圧性を除く)20万4,203人、第3位は脳血管疾患10万9,844人、第4位は老衰で、10万1,787人、肺炎が第5位で約10万人となっています(インフルエンザは因みに10,000人程度)。
ところで、肺炎の主な症状は、発熱、咳、たんなどで、風邪とよく似ており、症状から見分けるのは難しいのですが、両者はまったく異なる病気です。大きな違いは感染が起こる部位です。
風邪は主に鼻や喉といった上気道に原因微生物が感染して炎症を起こすのに対して、日常でかかる肺炎は主に肺の中の感染症であり、肺胞という部位に炎症が起こります。新型コロナも肺胞に入ったウイルスの急拡大で重症者は短期間に死に至る病気です。
年間約10万人(月平均8,333人)肺炎で亡くなる人に対して新型コロナ検査(PCR)をしていなければ、新型コロナで亡くなられた数は大きく違った姿になることも考えられます。予防接種(種痘)を過去にしていた国民は免疫が出来ているのではないか、人種の相違からアジア人種は新型コロナに強いDNAを持っているのではないか等と説明する人もいます。いずれにしても、もし日本人が食生活やDNAから高い免疫力を本当に持っているのであれば喜ばしいことです。どなたか専門的知識で教えていただけませんか?
日々是好日。