アロハ~

 (第二話)のつづきです。


 いよいよ本番です
 
 二人一組で行うクジラカウントは
30分ずつ交代でクジラをカウントする人記録する人
 分かれて行います。
 
 表のシート
 大人のクジラ何頭、子供のクジラ何頭、行動の種類を記入します。


 そして、
 裏のシート
 霧(きり)、(あわ)、(もや)、風の有無と状態などを細かく記入していきます。
 
 この表を改めて見ると、雨も降ったし、風も強かったし、結構大変だったのを思い出します。

 最初のうちは眼を見開いていても、全然クジラを認識できません。
 気が付いた時にはクジラが水面下に潜(もぐ)ってしまっています。
 周りの人の声が聞こえるたびに、
 「え? どこどこ?」 とキョロキョロする始末です。

 「 ブロー、1時、大人」 「 はい。」
 「 ブリーチ、3時、
子供。」 「 はい。」

 出てきたクジラはどれが大人なのか子供なのか、皆目(かいもく)見当がつきません。
 親子一緒に出てきてくれればね・・・ なんていうのはこちらの勝手ですが・・・ 
 そばにいた熟練者が、今のクジラは子供だよ、と言ってくださって、
 あ~そうなんだ、、、という感じです。


 おまけに、
 水平線ぎりぎりの所に現れたクジラは初心者の私達には殆ど見えないのに
 熟練者は大人と子供の区別もつくし、どんな行動をしたかもしっかり見分けられるので
 す!!! まるで千里眼!!!
さすがベテランですね!


 時間が経つにつれてだんだん眼も慣れてきましたが、
 天候が少しでも変化して波が多くなってくると、
 潮吹きなのか波なのかさえも分からなくなります。

 どんな状況でも正確にカウントするのは至難の業なんだ
 ということが、やってみて初めて分かりました。


 こんな感じで何だかよく分からないうちに、クジラカウントが終わりました。

 そうそう、朝とても気がかりだったお手洗いはどうしたかって???
 はい、なんと4~5時間どなたも移動することなくず~~~~っとクジラを観測できました。


 長いと思っていましたが、意外にも早く感じました。
 案ずるより産むが易し、とはこのことですね ほっ
 夢中になれたひとときでした
 
 *朝のハナウマ湾が12時過ぎには、こんなににぎやかになっていました。***
 

 もっとご覧になりたいあなたへ
  クジラカウントの様子がこちら   の You tubeでもご覧いただけます。
   http://www.sanctuaryoceancount.org/gallery/videos/
  ( モグラたたきのように、クジラが出てくる様子も見られますよ~ )
  でも実際はこの動画のように見ることはできませんでした。

  広い海でこのようにはっきり見られるのは熟練者ということを
  知っておいてくださいね。

 もぐら叩きクジラ.gif


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ケカは頑張りましたよ!難しかったけどホントに楽しい1日でした
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