アロハ~

オリンピックもあっという間に終わり、お盆も終わり、暦の上では残暑ですね!
でも日本の皆さんには残暑お見舞いより猛暑お見舞い申し上げます~、の方が合っているかも・・・

こちらはシャークタンクからパーク内を見下ろしたところです。
緑が多くてきれいでしょ?!
 奥の方は海が広がっています。


先日アカシュモクザメの赤ちゃんを紹介しましたね。
あれからもう2ヶ月くらい経ったので、少し大きくなりましたよ。
 

 
 目と口がかわいいでしょ?

こんなに可愛いのに、このアカシュモクザメ絶滅危惧種なのです。
生態については下記をごらんくださいね。

さて、今日はエラについてお話します。
サメのエラは何のためにあるかわかりますか?

はい、息をするためですよね。
サメはエラを使って呼吸し、水中の酸素を取り込みます。
普通の魚はエラは1ですが、殆どのサメは5本のエラを持っています。
(種類によっては5本以上もっているのもいます)

しかし・・・

サメは息をするために絶えず泳いでいる
と聞いたことがありませんか?

ここにいるアカシュモクザメを含め殆どの種類はそうですが、いくつかは違うのです。
例えばここにいるネムリブカは水の底にじっとしてても酸素を取り込むことができます。 
たいてい、暗い洞穴(ほらあな)みたいな所にじっとしています。だからネムリブカというのかしら?

はい、泳いでいるところです。

ネムリブカ は英語で Whitetip Reef Shark(ホワイトチップ リーフ シャーク)と言うのですが、背びれと尾ひれの先端(せんたん)が白いのでそう呼ばれています。
 
 
5本のエラがはっきり見えますね?

このネムリブカは「準絶滅危惧種(じゅんぜつめつきぐしゅ)」に指定されています。
 
 ネムリブカについて
生まれたときは52-58cmで、最大で1.7mになります。
最長で25年生きると言われています。
体全体の色は灰色で、体全体に小さな黒斑点(くろはんてん)が見られることがあります。
ネムリブカは沿岸(えんがん)にすみ、サンゴ礁(しょう)の周りの浅瀬(あさせ)に生息(せいそく)します。
ハワイ諸島(しょとう)でも洞窟(どうくつ)の中で休んでいるところがよく見られます。
小さい魚、ロブスター、カニやタコなどを食べています。
国際自然保護連合によると「準絶滅危惧種」に指定いたされています。
ネムリブカは生息地の環境悪化、乱獲(らんかく)、体が小さいこと、成熟までに年数がかかる、ビタミンの豊富な肝臓・肉の商業用として利用されるなどの理由で存続が難しくなるかもしれません。
ネムリブカはおだやかなので人間には比較的、害はないとされています。今までに威嚇(いかく)をしていないにもかかわらず人間を襲(おそ)った事例は5件報告されていますが、どれも致命的(ちめいてき)なものではありません。威嚇後に攻撃(こうげき)した事例は2件報告されています。ISAF(インターナショナル・シャーク・アタック・ファイル)より

 アカシュモクザメについて
生まれたときはおよそ45cmで、最大で4.3mになります。
最長で30年以上生きると言われています。
このサメは大西洋、インド洋、太平洋の温帯と熱帯の海で見ることができ、大陸棚(たいりくだな)やその近くの深い海域に生息します。
夜になるとエサを求めてより沖へ出て、270mもの深さまでもぐることもあります。
エイ、魚、タコ、カニやエビなどをよく食べます。
国際保護連合によると「絶滅危惧種」に指定されてます。
アカシュモクザメは、ヒレだけを切り落とす漁、漁業による乱獲、繁殖力(はんしょくりょく)の弱さから絶滅が心配されます。
インターナショナル・シャーク・アタック・ファイル(ISAF)によると、人間に危害を与えた事例は報告されておりません。
 

次回はシャークトレックの様子をお伝えしますね。
お楽しみに~ 


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