昨年は『バック・トゥ・ザ・フューチャー(以下BTTF)』イヤーということもあり、何かと話題になったBTTF。


そのBTTFのロバート・ゼメキス監督の最新作。


書きます、ヒョウロン。




『ザ・ウォーク』
(原題:The Walk)




世界最高の綱渡り師(ワイヤーウォーカー)を目指すフランスの大道芸人フィリップは、常に自分が綱渡りをする最適の場所を探していた。

そんな中、新聞で「ニューヨークに世界最高のツインタワービルが完成する」という記事を見つける。

彼はそのワールドトレードセンターに無許可でワイヤーを張り、そこを渡ろうと画策し、奮闘する…。




最近流行りの、実話を基にしたお話です。


綱渡りを大道芸、サーカスの芸だと嘲笑われる中、主人公フィリップはそこに芸術性を見出し、アーティストとしての夢を実現させるために目標に向かって一直線。


もちろん許可なんて取らず、ってか取りにいったらやらせてもらえるわけないから、ゲリラでやるワケです。


当然犯罪行為でありながら、その脇目も振らずに進む姿勢は、羨ましいぐらい。


我々のような夢追い系の仕事を志す人間は、何か感じるものがあると思いますよ。


多少の才能はあるかもしれないけど、努力と根気強さで、ただ頑張るってこと以外、どこにでもいる普通の青年。


まぁ映画だから、演じているジョセフ・ゴードン=レヴィットはめちゃくちゃカッコいいんだけども。


本当に素晴らしいですね、この俳優さんは…。


今でもハリウッドセレブですが、今後もっともっとビッグネームになっていくでしょうよ。




2001年のあの痛ましい事件で、ワールドトレードセンターはもう無いのですが、CGで蘇ったツインタワーと、その屋上から下を見下ろす映像は圧巻でして


高所恐怖症の僕は、映画だとわかっていながらお尻にキュッと力が入ってしまいましたよ。


あんなとこ絶対渡れない。


ってか怖くてまず屋上のヘリなんて立てない。


それなのにそこにワイヤーを渡してそこ歩くなんて


常軌を逸している。




しかしそこに生きがいを見てしまったら、犯罪だろうがなんだろうが関係無いんでしょうね…。



 僕は3Dで観たんですが、スリル満点でした。


若者にこそ見て欲しい作品ですね。


まさに映画のキャッチコピー通り、一生に一度の狂った世界を楽しんでください…。