今回はアメコミ映画でございます。


実はもう公開終わっちゃってるかも。


やってるとこではやってるかも。


書きます、ヒョウロン。




『アントマン』
(原題:ANTMAN)




人気アメコミ映画シリーズ『アベンジャーズ』に新しく参入するヒーローでございます。


主人公はスゴ腕の泥棒。


自分を凄くしたってくれる娘もいるし、足を洗おうとしてるんだけど、その腕を買われて結局泥棒やっちゃう、みたいなダメ男。


そんな彼がある科学者の屋敷に侵入し、金庫を破るとそこにあったのは、体を1.5cmまで小さくできるスーツ。


なんやかんやでそのスーツを着て『アントマン』になり、同じ機能で悪を企む組織と闘うことになる…。




なんて話。




今回の主人公は、大企業の社長でもなければ、神様でも大戦中の英雄でもない、ほんとに普通の人。


まぁスゴ腕の泥棒なんで、やたらそうゆう知識があったり機転はすごく効くんですけど。


しかもちっちゃくなるスーツってゆう、なんか今までのスーパーヒーローの中では地味じゃね?ってゆう能力を駆使して闘うんですが


その「ちっちゃくなる」ってのを上手く利用した戦闘シーンや、ちっちゃいからこそ出てくるユーモアなど、コメディ要素も散りばめられていてとてもおもしろい。


さらに、ヒーロー名が『アントマン』って言うくらいですから、アリさんを操って闘うんです。


1.5cmの身長でアリさんが味方ですから画面いっぱいにでかいアリさんです。


でも『ミクロキッズ』のときのアリさんのほうがでかかったです。


アリさんたちも種類によって能力が違ったり、それらに的確に指示を出して進むアントマン。


笑いの要素をまじえたアクションなど映像の見応え抜群です。


さすがはコメディ映画監督ペイトン・リード氏。


しかしコメディばかりに傾倒せず、ちゃんと押さえるところは押さえてるので、絶対楽しめますよ。




そして今回アントマンになるスコット・ラングという男の描き方がとても良いです。


アベンジャーズの方々のように「世界を守るんだ!」「俺たちが地球代表だ!」みたいな、大きすぎる信念は抱いてなくて




ほんと娘のため。




そうゆうところがある意味等身大で(泥棒ってとこ抜けば)、とても親しみが湧きますよ。


しかしこの男が今後アベンジャーズシリーズに参入してくるとなると、ある種一般人代表として良いスパイスになりそうですね。


軍人で弓矢での超人的能力をもつけど、やはり人間のホークアイより、さらに一般人ですもの。




だって泥棒やめてサーティーワンアイスクリームで働こうとするんですよ?




そんなヒーロー親近感でしかないでしょ?




アベンジャーズシリーズを今まで見てなくても、全然楽しめます。


もちろん見てればもっと楽しめます。


これを機にシリーズを見始めてもいいかも。




もしかしたら、もう劇場公開はあまりされてないかもしれませんが、ソフト化されたら是非、オススメですよ。