今年度アカデミー賞作品賞受賞。


その他、監督、脚本、撮影賞受賞作品。




書きます、ヒョウロン。




『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』
(原題:Birdman or (The Unexpected Virtue of Ignorance))




昨年あたりの公開決定したあたりからめちゃめちゃ気になっていた作品。




20年以上前に主演のヒーロー映画「バードマン」が大ヒットし、ドル箱スターだったリーガンは、今は落ち目の俳優。再起をかけてブロードウェイの舞台で演劇を、自ら脚本、演出、主演でやる。様々なトラブルに見舞われ、さらに有名人だった過去、一発屋のアクション俳優というイメージと自ら葛藤し、頭の中に聞こえる過去の自分「バードマン」の声に悩まされながら部隊の本番を迎える…。





まずはキャストから話していきましょう。


主人公の落ちぶれた元映画スター役にマイケル・キートン。


彼は1989年に公開されたティム・バートン監督の「バットマン」で、バットマンを演じていた俳優さんです。


そう、お気づきの通り、バードマンはバットマンのもじりです。


別にマイケル・キートン自身はバットマンを演じたあと落ちぶれた…というわけではないですが、これと言ったヒット作には恵まれていないのも事実…。




その娘、サム役を演じたのが、アンドリュー・ガーフィールド主演の「アメイジング・スパイダーマン」でヒロインを演じていたエマ・ストーン。




そして作中のお芝居で急遽代役として呼ばれたブロードウェイの実力はあるが破天荒な俳優役にエドワード・ノートン。


エドワード・ノートンっつったら「インクレディブル・ハルク」で怒ると緑の巨人になっちゃうハルク役で有名ですよね。




このように、ヒーロー映画出演歴のある俳優さんを起用しているのは偶然ではなく、完全に狙ってブッキングしてますよ。




随所に完全に狙ったセリフが出てきますから。




その他にも現在ハリウッドで活躍中の俳優さんの名前もボロボロ出てきたり


今のアメリカ映画産業、そしてそれに対するブロードウェイの演劇事情。


アメリカショービジネスを存分に皮肉った描写がバンバンあります。




この作品、アカデミー作品賞取ったのに賛否両論なんだそうですが


それもそのはず


昨今のヒーロー映画、そしてハリウッドの映画事情などを知らないと、皮肉の意味が分からないんですもの。




アカデミー賞の審査員は当然映画関係者ですから、そんなモン共感しまくりだと思います。


ただ、ヒーロー映画とかに興味がなくて、ある種「ハリウッド俳優あるある」みたいなものの知識がないと、楽しめないと思います。




よって、万人受けするものじゃないです。




映画の予告編とか観て、そして僕のこのブログを読んでいただいて、そのうえで観に行くか行かないかを決めてもいいかな、と思います。




…まぁ僕の評論なんて僕なんかの勝手な考えを書き連ねているだけなんで、指標にして頂くのもおこがましいことですが…。




ほんとに…。









とにかく僕が言えることは














エマ・ストーンがめっちゃかわいいってこと。