では、リニューアルもしたことですし、早速映画評論のブログをやっていきましょう。



ネタバレしないように書きますが、それでも見てない映画のこと読むのヤダ!って方はここでお引取りください。









記念すべき第1作目はタイトルにあるとおり



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「それでも夜は明ける」
(原題:12 Yaers a Slave)




今年3月の第86回アカデミー賞にて「アメリカン・ハッスル」や、「ゼロ・グラビティ」などを抑えての作品賞を受賞した作品ですね。


1840年代、まだアメリカに奴隷制度があった時代。


自由黒人という、しっかり社会的権利をもった主人公ソロモンが、ワシントンD.C.に出かけた際に誘拐され、12年間も奴隷として働かされたという、実話を基にしたおはなし。




134分と2時間超えの作品ながら、なんとも見応えがありましたよ。




同じ人間でありながら、何故肌の色が違うということだけでここまで扱いが違うのか。


人種差別を扱った映画なんで、ハッキリ言って内容は重いです。


でも、こうゆう作品は見なきゃいけない。


歴史上で人間が犯した過ちという意味で


こんなことは繰り返してはならないという意味で、見なくてはいけない。




奴隷は人ではなく所有物、家畜同然なので、所有者の思うようにしていいんです。


鬱憤を晴らすように、奴隷たちを暴力で支配する。


映画とはいえ目を覆いたくなるような描写も多々ありましたが、こんなことが日頃から行われていた時代が、世界にはあったんだということが、しっかり伝わってきました。


実際にはもしかしたら、この映画で描写されていたこと以上の残酷な行いが、日常的になされていたかもしれない。


一度は観ておきたい、そんな映画ですね。









監督はイギリスのスティーヴ・マックイーン氏。


「大脱走」とか「荒野の七人」のスティーブ・マックイーンとは全くの別人です。





そして、この作品でアカデミー賞助演女優賞を受賞したのが、劇中でパッツィーという奴隷役を演じたルピタ・ニョンゴ。
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ものすごいニョンゴ顔。




ニョンゴという名前をここまで着こなすことができるかね?ってくらい、ニョンゴ顔。









渋谷の若者100人に聞きました。この中のどれがニョンゴ?っつって、外国人俳優の顔写真10人分ぐらい見せても、多分98人がこの人を選ぶんじゃねぇか?ってくらい、ニョンゴ。




米ピープル誌が選んだ「2014年最も美しい女性」に選ばれたんですよ、ニョンゴさん。




現在製作中の「スターウォーズ エピソード7」にも出演されるニョンゴさん。




いまハリウッドが大注目のニョンゴさん。


ものすごくいい演技をされてます。


彼女なしでこの映画は語れない。


是非注目してみてください。









あえて、あえてここどうなの?っていうのであれば


この映画、原題にもあるように、奴隷として働かされた12年間の日々を描いたものなんです。


その「12年」という月日が…わかりづらい…。


いつそんな経ったの?ってゆう感じ…。


もちろん、2時間ちょいという上映時間の中でそんな長い年月を描くのは難しいけど


この映画は「そんな苦しく辛い生活をそんなにも長い時間強いられていたの!?」的なことがキモだと思うんです…。


唯一「え!?そんなに!?」って思う描写があったんですが、それはまた別のところでして…(ネタバレしそうなのでどこのどのシーンとは言いません…)。


あと、ブラッド・ピッドが出てくるんですが、なんか美味しい役すぎて「ほんとかよ~?」って思いました。






観た後誰かと議論したくなる映画です。


僕はカミさんとこの映画について話しましたよ。


是非家族、恋人、お友達で観て共有してください。


そんな人いないっていうなら、俺のところにコメントでもメッセージでもください…。









考えさせられる度:★★★★★
胸が苦しい度:★★★★☆
ブラピ美味しい度:★★★★☆









さて、次は何にしようか…。




この映画はどう?っていう作品ありましたら、遠慮なくコメント欄にどうぞ…。