出産って命がけ… | あざらし2号、全国ブラブラ日記

あざらし2号、全国ブラブラ日記

ヤフブロからのお引っ越し。旅行を楽しみながら全国各地の動物園・水族館を廻ってます。

ちょっと真面目に呟きます。。。


昨日(7/8)は遅出で9時までに出勤すればよかった相方。
遅出の日はいつも以上に帰宅が遅いことが多いのですが…
昨夜は遅出の割に帰りが早かった…が、何だかその割にテンションが低かった気がしました。15年一緒にいるあざらしの勘と言いましょうか。

疲れてるのはいつものことだけど、何だろう??何かあったかな?

しきりに仔あざらしのことを聞いてくる…
「今日は良い子にしてたの?」 これはいつも聞かれるから特に何も感じませんが…
「この間のフォロー健診に行ったのって何時だっけ?」 はて???たった1日前(7/7)のことじゃん?


そしたら衝撃的なお話が待っていました。

相方の職場、それも同僚(恐らく相方の部下ではないかと…)が、第2子の出産に臨んだそうなのですが、、、
出産中に亡くなってしまったそうなのです。。。
分娩先の病院は、元々あざらしが産む予定だった某個人病院。

あざらし、臨月直前に仔あざらしの先天的な病気が疑われ、複数の病院で検査しました。何かあった時のためにNICUのある病院へ転院した方がいいとのことで、結局その病院で産むことはありませんでした。

その院長先生は長年志太地域(焼津・藤枝)のお産に関わってきた、大変信頼できる方です。
自分も、これから産まれてくる子供もその先生に取り上げてもらった…そんな方もいる位、地域に根差した先生。
あざらしも、1回目の妊娠では掻爬手術の際にお世話になっただけでしたが、その際に先生の人柄に惹かれたこともあり、2回目の妊娠の時には「里帰りしないでココで産もうかな!」と思ったんです。
相方にも「ここら辺の人は皆、ココで産むんだよ~」と言われてたこともありましたし。


あざらし、その病院で2回ある母親学級の初回、院長先生に言われたことを思い出しました。
「今、お産で命を落とすお母さんがどの位いると思いますか?」

この質問、昨日相方にぶつけてみました。相方の予想は「0.3%とか??」
あざらしも母親学級の時に「う~ん、1%位??」と思ったクチですが、実際はもっと高くて4%位です。

10万人の出産に対して4人弱。少ないとみるか多いとみるかは人それぞれだと思います。
が、約100年前は40%位のお母さんが命を落としていたそうです。
それが10分の1も死亡率が減少したのは、医療の高度化もあると思いますが、定期的に妊婦検診が行われ、妊娠したお母さんの異常を早く見つけることができるようになったから。。。
「だから、皆さんはちゃんと健診を受け続けて下さい」
先生はそう仰っていました。


たとえ妊婦健診を受けても、不慮の事故で亡くなってしまうお母さんが4%いる。。。でも、正直これが自分に起きるとは誰も想像してないと思います。あざらしだって、全然想像してなかったですもん。

ちなみに、あざらしは安産ではないけど難産でもないっていうレベルで、陣痛が丸2日間続いたのと、仔あざらしの過呼吸とあざらしの若干の呼吸低下で全然スムーズに出てこず、鉗子分娩になったくらい。それ自体は極々ありふれた分娩だと思います。

で、昨年度はあざらし自身も出産したし、あざらしの身内も、友人も出産ラッシュで、そして今年度もブロ友さんのところでお孫さんが生まれたり、、、
それぞれ切迫早産だったり、予定日になっても全然産まれてこなかったとか色々ありますが、実際のところ程度の違いはあれど皆通常分娩で、母体は元気だった…


「じゃ、産んでくるよ~」と家を出た奥様が、まさか帰ってこないなんて、旦那様も想像なんてしないと思います。
赤ちゃんの頭が出てきてる状態で、血栓が飛んだっぽいっていうのが相方の話なのですが、相方も若干パニックな状態の又聞きなので、実際はよく分かりません。

ただ、相方は先週歓送迎会で会ったばかりで、その時も元気な姿を見たばかりだったので、それだけに昨日は衝撃を受け、皆とおくやみに行ったそうですが、あざらしが何となく気付く位に静かにパニック状態になっていたようでした。
職場でそのことを知ったのは昨日(7/8)のことだそうで、当然相方だけでなく、相方の上司やその他の人達も、課内が大パニックだそうです。。。当然ながら、一番パニックなのはご家族だと思いますが…


相方の同僚であるお母さんは、個人病院からあざらしが出産した市立病院に救急で運ばれ、そのまま亡くなったそうで、、、なので、相方はあざらしに「何時健診に行ったんだっけ?」と聞いた訳です。
たぶん、あざらしは仔あざらしと共に、同じ病院内にいたのでしょう。


ちなみに、赤ちゃんは無事に生まれたそうです。
でも、家族中がパニックなため、その赤ちゃんには未だ誰も会っていないんだとか…

旦那様と、2歳のお子様と、その生まれたばかりの赤ちゃんのこれからを考えると、もう言葉になりません。。。
そして、亡くなってしまった奥様は、これからが可愛い盛りの2歳、0歳のお子様の成長を見守ることができなくて、さぞかし無念だろうな…と、、、
想像しただけでも、頭がおかしくなりそうです。

たぶん相方も自分に重ね合わせたのかな。
昨夜~今日は、いつもとは違ってあざらしに優しかった…気がする。。。


あざらしの周りには、あざらしのように流産で子供を失ったり、切迫早産で死産を経験した人はいるのですが、出産で命を落とした人はさすがにいませんでした。
で、あざらしの実家はお寺なので色々なお檀家さんの死因を聞く機会がありますが、あざらしが知る中で、子供の頃から通じて出産で命を落としたって方はやはりいません。
昨日は、本当に出産って命がけなんだな…絶対はないな…と強く強く思った日でした。。。


妊娠に気付かずにトイレで出産とか、お金がないんじゃなくて勿体ないから健診に行かないで出産とか、子供いると困るからって捨てちゃったりする人がいるけど、出産って命がけで超大変なんだぞ!!!と、そいつらに言ってやりたい!!
というか、そもそもそういう人は産まなくてよろしい!!!!



そして、相方は心に誓ったみたいでした。もし第2子が出来たら、その時は市立病院で産ませよう」と。
その病院から市立病院って車で10分位なんですけどね。救急で運ぶことを考えたら、その病院で元々分娩した方が…ってことみたい。
ま、仔あざらしが病気かもって話もあるし、出産時の過呼吸でNICUに入ったってこともあるとは思いますが…


いずれにしても、出産は命がけで、物事に絶対はない!それを痛感した出来事でした。
また、あざらしは常々「何時死んでもいいように、たとえそれが何であっても全力でやろう!」と思っているのですが、その思いも強くなった出来事でもありました。


以上、普段は真面目さの欠片もないあざらしの呟きでした。
直ぐに通常モードに戻ります。