午前中はアンコール・トムをとことん歩き回り、昼食後はオプショナルツアーに参加しました。
この時点で、汗拭き兼防寒用としてカンボジアシルクのスカーフ2枚、ばら撒き用クッキーやハーブティー等々、幾つかお買い物もしました。
次の目的地は、午後の…というかこの旅のメインじゃなかろうか?世界遺産・アンコール遺跡よりアンコール・ワットです。
ヒンドゥー教三大神のヴィシュヌ神に捧げられた寺院であると同時に、創建者スールヤヴァルマン二世を埋葬した墳墓でもあります。
アンコール・ワットは死ぬまでに一度行っておきたかった場所の1つ。
ってことはもう「我が人生に一片の悔いなし」(北斗の拳byラオウ)…いえいえ、そんな訳ありませんね。まだまだ行きたい場所はあるし、ライフワークの動物園水族館巡りを終わらせなければ死ねません
それではいざアンコール・ワットへ。
ん?写真でよく見るアンコール・ワットじゃないって
これは600m続く参道、そして参道から見た西塔門。ここを通り抜けると、よく見るアンコール・ワットの姿って訳です。
ちなみにアンコール・ワットは東西約1500m、南北約1300mの堀で囲まれています。
は~い、じゃ、通っちゃうよ。
西塔門の中央じゃなくて右側入口から入場。
あらら、かなり並んでるよ。。。
西塔門南側には高さ4mもある修復されたヴィシュヌ神の像があります。
で、通り抜けると…
これがよく見る写真ですな。これぞTHEアンコール・ワット!
ただ、修理中のため、ど真ん中に緑のネットが掛かってます。そこにネット掛けられたら泣いちゃうわ
実は2009/9月当時、あのネットが掛かっていたアンコール・ワットのメインともいえる第三回廊と中央祠堂が修復工事中のため見学不可だったのです。おそらく今は別の個所を修復中だと思いますが。
残念!見学できないことは知っていたけど、あのネットは知らなかったもん。
いや、残念!!往生際が悪いから木であのネットを隠してみるもののバランスが悪くなったわ
どうやら無理らしい。。。ますます残念っ!!
気を取り直して!
中央祠堂に背を向けて、もう一度西塔門側を向いてみると…はい、こんな感じ。
南東からになるのかな?
で、コチラが第一回廊南側の壁面。デバターがズラリと並んでいます。
デバターとは女神像のこと。
この第一回廊だけでなく、他の場所にもズラリと並んでいますので、それは後ほど。
では、また全景を。
写真の片隅にウマが…こやつは写真撮影用らしいです。
参道に配置されているナーガは舟を意味しているとか。
さて、アンコール・ワットもアンコール・トムと同様にレリーフが美しい♪
何しろ「地球の歩き方」にはアンコール・トム「バイヨンの回廊は一大絵巻」、アンコールワット「第一回廊は壮大なレリーフのギャラリーだ」と書いてあるんだから。
その第一回廊ってどんなのよ!?
「地球の歩き方」によると…
第一回廊の西面南側にはインド古代の叙事詩「マハーバーラタ」が、西面北側にはこれまたインドの叙事詩「ラーマーヤナ」が描かれています。また、南面西側にはスールヤヴァルマン二世の行軍、南面東側は「天国と地獄」を描写。東面南側にはヒンドゥー教の天地創世神話「乳海攪拌」の説話が、東面北側にはヴィシュヌ神と阿修羅の戦いが、北面東側にはクリシュナと阿修羅の戦い、北面西側にはアムリタを巡る神々の戦いが描かれています。
…と一部抜粋してみましたが、実はさっぱり覚えていないんです。
という訳で、何はともあれひとまず第一回廊に進んでみましょう。
これが第一回廊。
柱の彫刻を見て頂ければ分かると思いますが、このように立体的で緻密な造りなんです。
でも??
コチラは別の柱なのですが、よ~く見ると柱中央部の彫りは作業途中。下書きの線も残っています。
こんな風に実はアンコール・ワットって結構手抜きがあり、それはそれでイイ味出してると思います
南面西側より。。。
真ん中がスールヤヴァルマン二世。微かに残る朱色は当時の彩色らしいです。この場面は、ベトナムのチャンパ軍との戦いに出る前に出陣の日取り等を占い師に占ってもらっているところ。
他は詳しくは覚えてないのでまとめてドーン!壮大すぎて一つ一つ覚えていられませんでした。
駆け足で見たっていうこともあるかもしれませんが。。。
再訪して、次は絶対ユックリ見るぞ
第一回廊南面のあとは、一度外側に出て…
コチラは東面南側の「乳海攪拌」の一部。
神々と阿修羅が大蛇の胴体を引き合っています。
この写真は神々側で、最後尾にサルの将軍ハヌマーン。
2009/9月当時、東面の一部(乳海攪拌の阿修羅側)が修復工事中で見学できず、レリーフの全体像は回廊外側に写真パネル展示されていました。
さて、我々のツアーは第一回廊をあとにして、第二回廊、第三回廊を外側から眺めていきます。
この階段から落ちて死んだっていう某アジア人がいたそうです。
それだけでなく転落が多発するため、以前は上れたのだけど現在は上れないそう。
ここに限らず、基本的に遺跡内の階段はどこも急!!
気を付けないと結構危険なんです
それにしても、何処も彼処も彫刻が凝っている!!
第二回廊の壁面には多様なスタイルのデバター像が…。
そして今さらだけど、クメール建築の特徴ともいえる連子窓もありますね。
お好みのデバターはいましたか?
全部同じ顔ではなく、それぞれ表情があるんですよ
アンコール・ワットの中心にそびえる中央祠堂の周り(第三回廊の四隅)に尖塔があります。
今は修理の関係上、上れないのです。う~残念!入りたかったな、上りたかったなっ!
ところで、
アンコール・ワット内で、僧侶を何度も見かけました。
仏教国だし当たり前かな
コチラは、十字回廊の四方にある沐浴池として利用されていた場所。
十字回廊の柱には…
17世紀前半に日本人・森本右近太夫一房が残した落書きがあります!
上記落書きは歴史的意味合いが深いということで保存されているそうです。ガイドブックにも載ってます。
ぜひ、見つけてみて下さい。
私はガイドさんに言われなかったら、気付かずに去ってたと思います
で、実は他にも落書きがあります。
それがこれ。
思いっきり漢字じゃん。これって漢字は漢字でも日本じゃないよね、きっと?もちろんコチラはガイドブックに載っているはずもなく…。
おっと、残念。。。もうそろそろ次の移動の時間らしいわ。
最後に参道を西塔門テラスに向かって…(結構休んでいる人もいるのです)
さぁ、次の目的地は??
プノン・バケンからの夕日観賞となります。
夕日観賞の地としては人気No.1だそうです
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