本来ならここで宣言通り人事資金調査結果を記事にしたかったのですが、先に6リーグの30年史を終わらせることにしました。申し訳ないです<(_ _)>
オランダのリーグ30年史は3強の歴史である。
30年の間でリーグ制覇をしたのは3強以外でAZとヘーレンフェーンが1回ずつ。残る28回は3強が分け合う形となっている。カップ戦も同様だ。
3強・・・まず1クラブ目は、04-05シーズンに優勝したPSVだ。半ばタイトルから遠ざかった時期もあったが、30年史終盤ではリーグ8連覇を達成し、その中でオランダ勢2度目となるUEFA杯も制覇した。PSVの伝説は今もなお続いている。
2クラブ目はフェイエノールト。オランダ勢初となるUEFA杯制覇を成し遂げ、強豪として30年の終盤まで勢力をほこったクラブだ。
3クラブ目はアヤックス。30年史序盤に勢いをほこり、国内の数多くのタイトルを勝ち取った。30年史中盤以降は低迷が続きタイトルには無縁となってしまった。
この3強の中での最強は間違いなくPSVだろう。常に上位を保ち続け、6位以下に落ちたことはただの1度きり。反面で、リーグ8連覇という実績はあくまで30年史後期の話で、シーズン序盤はいつも2番手、3番手とPSVやフェイエノールトの下に甘んじていた。
3強はPSV、フェイエノールト、アヤックスから形を変え、PSVの1強にAZ、ヘーレンフェーン、NACが追うという図式に変わった。しかし力の差は歴然としており、PSVの制覇ありきで進むリーグ戦やカップ戦にオランダサッカーファンは退屈しているのが現実である。
そしてオランダの強豪は欧州CL、UEFA杯で結果を残せない、6リーグの最後進国という不名誉なレッテルも貼られている。栄華をきわめるPSVですら、欧州CLとUEFA杯のベスト8を行き来し、常連になりきれてない現実があるのだからそれも仕方ないことだろう。
今後PSVに並ぶ強豪が出てくるだけでは他の5国との差は埋まらない。PSVが更なる力をつけ、それに並ぶクラブが出てこなければ、オランダの未来に光は射しこまない。