ラブリィ☆デイズ Life Is a Show Time!-100909_2028~010001.jpg

小沢健二さんの三部作と呼んでいるアルバムがあります。

「犬は走るがキャラバンは進む」
「LIFE」
「球体の奏でる音楽」です。
私はこの三枚と一生を共にすると誓ったので、
どんな事態になっても絶対に手放しません。
手放した時が私の死ぬときと考えています。

しかし、大事な三部作は彼だけではありませんでした。

おおたか静流さんの
リピートパフォーマンス・1から3です。
私はかなり前から、
戦前の音楽と古い歌謡曲を愛しています。
クラシックも最近良く聴きます。

そのような懐かしさと美しさを併せ持った音楽に
再び魂の炎を灯す能力を携えた女性に
生きているうちに出会えた事が、
とても嬉しいのです。

おおたか静流さんの野ばらを聴くと、
椎名林檎の野ばらが激しく陳腐に思えます。

決して批判ではないのです。
林檎は荒井由実の翳りゆく部屋を
格好良く歌ってくれたから、いいのです。
小沢健二さんの三部作、
おおたか静流さんの三部作、
遊佐未森さんの檸檬、
杉真理さんの全部のCD、
冬のハイビスカスの入ったブレッド&バターのベスト、
さだまさしさんのたくさんのアルバム、
歌は先に聴いたけど、
アルバムは今年から少しずつ揃えていく、
平沢進さんの全ての楽曲たち…

そしてお気に入りの選り選られた漫画と文学が、
私の生命の一部分を形成しているのです。
もはや身体の一部分となり始めているのかも知れません。
身を削られる程に辛過ぎる
失った時の落胆など…

考えません。考えたら死んでしまうから。

むかし入院した時に
本とCDがあれば安らげたように、
私の魂の欠片たちは、
壊れ掛けた私の精神に少しずつ安らぎを与えてくれているかのようです。

幸せは小さくても、あるだけで嬉しいから。