ポルボロンの恋人#5(最終話)
やわらかくて
甘い
砂糖菓子のような
君の唇。
ずっとしていたいけれど
確かめたいことがあったんだ。
唇を離しても
君はまだ放心状態。
「知ってる?俺の幸せは君が俺を好きになってくれること。」
「え・・・。」
君はまだ
事態がのみ込めなくて
ぼーっとしている。
やっぱり俺の気持ちには
全く
気づいていなかったみたい。
何だよ
今までの俺の努力ったら
返してくれ。
「なぁ、どうだった?」
「え・・・どう・・・って?」
「俺とキスして何か感じた?」
「・・・わかんない。」
「ドキドキした?」
「え・・・。」
「好きなら、ドキドキするだろ?」
「ドキドキ・・・?」
「うん。」
「した、けど・・・。」
けど?
「チャンミンみたいにカッコよくて王子様みたいな芸能人としたら、誰だってドキドキする。」
「そのドキドキとは違うやつ。俺に感じなかった?もっと、胸が苦しくなるような、キュンとしたせつないやつ。」
「・・・・・・。」
「俺はしたよ。いつも感じてる。君は?」
「・・・わ・・・かんない。急で、よく覚えてない。」
軽くパニックになってる。
でも俺、引き下がらないから。
「じゃあ・・・もう1度するから、ちゃんと確認してね。」
「えっ!?」
有無を言わせず
うなじをしっかり引き寄せて
もう1度君にキスをした。
さっきよりも
想いを込めて。
好きだよ。
大好きだよ。
こっちを向いて。
俺を見て。
俺を好きになって。
「・・・んっ・・・チャ・・・ミ・・・!」
君は俺を引き離した。
俺の服の袖をギュッと掴んで
息を少し震わせて
こう言ったんだ。
「だめ・・・胸が苦しいよ、チャンミン。」
無意識につぶやいた、
それが君からの答え。
胸が苦しい、だって?
君は自分の言葉の意味にやっと気づいて
ハッと顔を上げた。
涙目で顔を真っ赤にして。
「あ・・・あの・・・私・・・。」
俺は笑顔を綻ばせる。
次のキスをすることに
断りは入れなかった。
「好き・・・好きだよ。」
キスの合間に
何度もそう伝えて
「ね・・・俺とつきあって?」
返事も聞かずに
何度も何度も
唇を重ねたんだ。
そして
もう1度唱える。
ポルボロン
ポルボロン
ポルボロン
2人の恋が
いつまでも
永遠に続きますように・・・。
【LOVERS~ポルボロンの恋人~ “終”】
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