親不知を抜いて想う人の薄情さ | seabula旅日記

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別に旅はしないんですけどね。

昨日親不知を抜いて参りました。


わたくしは歯医者が大好きなので、もう2日くらい前からルンルン。


まぁ実際の抜歯はものの2分程度で済んでしまい、前後の麻酔やらなんやらの処置を合わせてもわずか15分程度で拍子抜けでした。


抜けた血みどろの歯を見るとなんと根が90度に曲がっており、よくもまぁそんな短時間で抜けたものと感心しきりです。


さてその親不知ですが「これ、どうされますか?」の問いに即座に「持って帰ります」と応えケースに入れてもらい持ち帰りました。


その親不知を見ていてふと想ったのですが、一応拭いてもらったのですが血も若干染みていて、やや黄色がかり、尚且つ虫歯にもなってましてお世辞にも綺麗な物とは言えません。


弟に見せたのですが「他人の歯は気持ちわりーなー」と言われました。

確かにそうです。


でもそれは本人にとっても同じことを感じるものなのですよ。


その親不知は少し前まで自分の口の中に生えていたものであるのですが、それをもう一度口に入れられるかと言えば「無理」ですね。


抜いた直後だとしても無理です。

つーか血まみれの歯を口に入れるのは不可能です。


ではそこに何か違いはあるのか。


言うなれば抜いた直後なんぞ、たかだか50センチくらい移動しただけです。

別に物質的には何の違いもありません。


同じ様なケースとして、食べ物とゴミの差を考えてみました。


食卓で皿に乗っていれば食べ物です。


でもそれをビニール袋に無造作に放り込んだら、その瞬間にゴミになります。


ベシャベシャとビニール袋に放り込んだ食べ物を食えと言われたら素直には到底食べられません。


他の皆様はどうか分かりませんが、わたくしはそう思っちゃいます。


そう考えると人の価値観、判断って凄く曖昧なものです。


今まで好きだった人も瞬時に気持ち悪く感じられる様になる。


恐ろしいです。そう考える自分もちょっと怖いです。


でもそんなもんじゃないですか。


なんだかやるせないですね。