亡くなる前日、母は楽しそうに友達に話しかけている時もあったけど、現実に戻り、身の置き所のない苦しさに悶えていた。
「頭がおかしくなった。」と辛そうに言っていて、かわいそうで見ていられなかった。
家に帰ってからも苦しくて、頭が痛くてなかなか寝つけなかった。
朝の4時になろうとしていたので、いいかげん薬をのんで寝る準備をしようと洗面所に行くと、電気が一瞬、バチッと大きな音を立てて消えた。
そんなこと今まで一度もなかったから、もしかして…と思った。
しばらくして亡くなった、とTELがあった。
覚悟ができていたので冷静に受け止められた。
いつもいつも私のことを気にかけてくれていたから、お知らせに来てくれたんだと思う。
最後の最後まで気にかけてくれてありがとうね。