ビコール狂詩曲 ギョウちゃんが いく -27ページ目

ビコール狂詩曲 ギョウちゃんが いく

ビコールの魚屋のブログです。行きがかり上フィリピンに住むことになった時の所持金は、僅か7000ペソ。
その後、山あり谷ありを経て18年後の今もなんとか生きてます。

ブログを始めて二日目に、早くも更新の危機が訪れた。
昨日、未来記事の設定の仕方が分からなかったので、本日アップする予定の記事を下書きの欄に入れて、準備しておいた。
今朝になって、それを投稿しようとした時に、ふと考えてしまった。
記事の内容が内容なので、話題の中心人物に断りを入れておくべきではないだろうか。
物事は最初が肝心である。
僕は、早速その方にメールで記事を送ることにした。
それから2,3時間経って、その方(以後Eさんとする)から

OOOさん、こんにちは
すごく、おもしろいじゃないですか。私も前々から言ってたでしょう!ブログ書きなさいって。これで、私の楽しみがまた一つ増えました。
これからもがんばって下さい。

という暖かいお返事をいただいた。
僕はそれを読んで、少しだけ有頂天になってる自分を制止しながら今度は躊躇することなく「全員に公開」というボタンをクリックした。
とここまではよかったのだが・・・・その後ちょっとした騒動が勃発することになる。

Eさんが、しばらくして電話をかけてきた。
彼が電話をしてくることは滅多にないことなので、僕はよっぽどブログのことがうれしかったのだろうなどと呑気に考えていたら、彼の話を聞いてみて、思わず自分の耳を疑ってしまった。
彼は、少しつやのある誠実そうな声で
「OOOさ~ん、ごめんなさいね。でもよく考えたら、それって私のことじゃない。AさんとかBさんとかCさんとかやってるでしょう(でも実際はEさんのみ仮名を使用)。だから分かんなくなっちゃったけど、やっぱり私のことよねぇー」
とおっしゃったのだった。
僕は、慌てて自分の送ったメールを確かめながら、良く考えるまでもなく正真正銘あなたのことですよと口をついて出てきそうになったが、現在焦燥なさっている身のEさんのことを思うと、言わずにぐっとそれを飲み込んだ。

そんな訳で、せっかく投稿した記事を泣く泣く削除して、今回このような言いわけ記事を書くはめになったのだが、このEさん、以前にもこのようなトボケタことをなさってくれたことがある。
数年前、我が家を訪ねて来てくれた時に、御本人が日本と韓国の大学で語学を教えていると話してくれた。僕も料理などを作るので忙しくて、詳しく聞かなかったのも悪かったのだが、その後Eさんが奥さんと問題を起こして家出をなさった時に、驚きの事実が明かされることになる。
電話で助けを求めてきたEさんに対して、僕は何はともあれ家に来るように勧めたが、問題は彼が今どこにいるのかを彼自身が知らないことだった。こんなことは、フィリピンの土地勘のない人には良くあることなので、僕は別にあきれることもなく、Eさんに現在位置を誰かに尋ねるように進言した。
するとEさんは、「そんなことできません!」と言うのである。少し面喰って僕が「どうしてですか」と聞くと、近くに人がいないとおっしゃるのだ。
僕はそれならばと、人の良さそうな人を見つけて聞くように言ったのだが、できないできないを繰り返すばかりで、いっこうに埒があかなかった。
僕もついには業を煮やして
大學の先生が何を言ってるのですか!確かEさんは語学を教えてらっしゃるんですよね」と語気を強めて言うと、
Eさんは
「語学は語学でも、私は日本語の教師ですから」と少し怒って言ったのである。
Eさん、本当にあなたは愛すべき人だ。

Eさん、ごめんなさい。Eさんの記事削除して、またEさんのこと書いちゃった。