皆さん、こんにちは!旅先での予想外の感動に、心が震える体験ってありますよね。今日は、まさにそんな奇跡のような瞬間に立ち会えた、熊本・宇土市での特別な一日をブログ形式でお届けします!
🌊 麦わらの一味、最後の仲間!ジンベエ像、宇土に「ドン!!」と鎮座
写真を見ていただければ一目瞭然!こちらは、2016年の熊本地震からの復興を願い、熊本県出身の漫画家・尾田栄一郎先生の**『ONE PIECE』**と熊本県がタッグを組んだ「復興プロジェクト」の一環として、宇土市に設置された「海侠のジンベエ」の銅像です。
ジンベエ像が建立されたのは、熊本県の西海岸、有明海に面した住吉海岸公園。ここは、満潮時には海に沈み、干潮時には出現する幻想的な「長部田海床路(ながべたかいしょうろ)」が有名で、「日本の夕陽百選」にも選ばれるほどの絶景スポットなんです。
このジンベエ像は、「麦わらの一味」の像としては10体目、最後を飾る像として2022年7月にお披露目されました。麦わらの一味の「操舵手」として、力強く、そして温かい笑みを浮かべ、大きな盃を掲げるその姿は、まるで海を背に、宇土市、そして熊本県全体の「さらなる復興への舵取り」を宣言しているかのようです。
ジンベエが宇土にやってきたのは、地震で宇土市の市庁舎が大きく被災したこと、そして魚人族である彼と海の強いつながりから。ジンベエの言葉「失ったものばかり数えるな!! 残っておるものはなんじゃ!!」は、まさに被災地の人々の心に響くエールとなっています。
🌅 絶景と一体化する、神々しい夕暮れ時
私が訪れたのは、ちょうど日没間近の時間帯。空と海が刻々と色を変えていく、最もドラマチックな時間でした。
夕陽が水平線へと沈んでいくにつれて、ジンベエ像を背後から照らし出し、像全体が黄金色に輝き始めます。この写真に写っている光景は、まさにその神々しい瞬間を捉えたものです。
• 黄金のシルエット: 力強いジンベエの銅像が、夕焼けを背景に重厚なシルエットを描き出し、彼の豪快な笑顔と、掲げた盃が金色に光る様子は、見る者を圧倒します。
• 希望の盃: ジンベエが持つ盃は、地元宇土の漁業関係者が大漁を祝う際に使用する「大盃(おおさかずき)」をモチーフにしているそうです。盃に注ぎ込まれるかのような夕陽の光は、復興への希望、そしてこの地を訪れるすべての人への祝福のように感じられました。
• 有明海の神秘: 遠くには、海に消え入りそうな長部田海床路の電柱が点々と続き、その向こうには雄大な雲仙普賢岳の山並みが夕焼けに染まっています。この幻想的な風景と、ジンベエ像の力強さが見事に融合し、他では見られない唯一無二の絶景を生み出していました。
💡 ジンベエから受け取ったメッセージ
目の前に広がるこの美しい光景は、単なるアニメのキャラクター像とその背景の景色、というだけではありませんでした。
2016年の震災を乗り越え、立ち上がり、そして新しい一歩を踏み出そうとする人々の強い意志と、それを見守り、未来へと導こうとする温かいエールが、この夕陽の光景全体から伝わってくるようでした。
「失ったものばかり数えるな。残っておるものはなんじゃ」――
私たちも日々の生活の中で、つい失ったものや、足りないものばかりに目を向けがちです。しかし、このジンベエ像のように、今「残っているもの」、そして「未来に残したいもの」に目を向けることの大切さを、改めて教えられた気がします。
皆さんもぜひ、熊本・宇土の地を訪れ、この力強い「海侠の舵取り」と、日本屈指の美しい夕陽を体感してみてください。きっと、明日への活力が湧いてくるはずです!
📍 ジンベエ像(住吉海岸公園)へのアクセス
• 場所: 熊本県宇土市住吉町3162-1 (住吉海岸公園内)
• アクセス: JR住吉駅から徒歩約25分、または車で松橋ICから約25分。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
