🦖2025年夏。あのテーマ曲が劇場に響いた瞬間、私はもう“禁断の島”にいた。

シリーズ第7作目となる『ジュラシック・ワールド/復活の大地』は、前作『新たなる支配者』から5年後の世界が舞台。恐竜たちは気候変動により数を減らし、今や赤道直下の限られた地域にしか生息していない。そんな中、人類を救う新薬開発のため、陸・海・空の恐竜DNAを採取する極秘ミッションが始まる──。

🎬 映画の見どころ

• スカーレット・ヨハンソン演じるゾーラがとにかくかっこいい❤︎
ブラック・ウィドウの面影を残しつつも、恐竜相手に冷静沈着な判断力を見せる姿は新章の象徴。
• 水中を泳ぐTレックスのシーンは圧巻。Dolby Cinemaで観たこともあり、まるで自分がボートに乗っているかのような臨場感。
• 新種の恐竜たちは「これ、エイリアンじゃない?」と突っ込みたくなるほど型破り。でもそれが逆に新鮮で、シリーズの進化を感じた。


🤔 ツッコミどころも満載

• 真空室に入る直前に食べ物を食べる科学者。しかも包装付き。機械がショートするのも当然では…。
• 次女が恐竜の赤ちゃんを連れて帰る展開には「餌代どうするの!?」と心配しかない。
• 依頼主のクレブス氏が途中で亡くなるのに、報酬はどうなるのか…という現実的な疑問も。


🧬 シリーズのテーマ性と新章の幕開け

科学の暴走、自然との共存、人間の愚かさ──これまでのシリーズが描いてきたテーマは今作でも健在。ただ、今回は“人類と恐竜の共生”という希望の光が差し込んでいたように感じる。

そして何より、ダンカン(マハーシャラ・アリ)生存バージョンが採用されたことに拍手。もし彼が死んでいたら、後味はまったく違っていたはず。観客の反応を見てエンディングを選んだ制作陣の判断に感謝したい。

📝 まとめ

『復活の大地』は、ジュラシックシリーズの“原点回帰”と“未来への布石”が絶妙に融合した作品だった。ツッコミどころはあるけれど、それも含めてこの世界が愛おしい。次回作では、恐竜と人間のハイブリッド種が登場するのでは…?という妄想も膨らむ。

映画館を出たあと、ふと空を見上げた。もしあの雲の向こうに、翼竜が飛んでいたら──そんな想像をさせてくれる映画だった。