壮絶だった。
何がって、私の友人が。人でごった返す居酒屋でよくもまああんなことが堂々と聞けるもんだと感心した。周りに聞こえてたら絶対にどん引きだったはず。というか、聞こえてた。
だから呼んだんだけど、想像以上で正直ぐったりした。半分食欲もなくした。運転手役の先輩も素面でよくもまあ答えるなぁ、そのへんは男だ。
ただ、帰り際にはっきり断言された。姉のためだね。隠すこともないからはっきりとうなずいた。誤解されても困るし、普段おごってもらうのにお酒の飲めない私が居酒屋なんて選ばない。
姉に、大好きな先輩にあることを聞いてほしいと言われた、それを聞くために友だちを連れて先輩と会った。本当はもうちょっといいところがよかったけどしょうがない。
一応、姉にはメールしといた。帰ったら駐車場で待ち構えていて、何もできないまま姉のはなれに引っ張り込まれた。
居酒屋に行ったと言ったら不満顔。アンタお酒飲めないでしょ。
どうやらお酒を一緒に飲むってところが気に障ったらしい。先輩は飲んでないし、私も姉の言うとおりお酒が弱いから飲んでない。何より、私すぐに帰ってきたし2人で会ったわけでもない。
こんなにやきもち焼きな姉だったっけ? しかも妹なんですけど。
マエカレの時はもうちょっと寛容だったはず。だから付き合えたんだと思うけど。きっと先輩のせいで変わったんだな。それに、彼女じゃない女の人と男が酒を飲むってのは、
マエカレの浮気の影響からか警戒する気持ちはわかる。先輩と姉は恋人ではないけど。
姉のありったけの不満顔を、話聞きたくないの? の一言で黙らせた。誰のためだと思ってるんだろう、姉は自分のことってのをすっかり忘れてる。
さて、と。聞いた話を伝えようとしたところで止まった。私が説明しなきゃいけないんだった。友だちについいてきてもらって、直接言ってもらえばよかった。
何から教えてほしい?
自分から話すのも癪だったし、何より恥ずかしかったので、姉の必要なことを答えていこう。姉がおろおろしたけど、聞きたいのは姉だからズルくはない。
それでも前ほどではないと思う。わりとすんなりと姉は話に入ってきた。その理由はすぐにわかった。隅っこに集められたお酒の空き缶、酔ってる。
私ももうちょっとお酒が強ければなと思う。こういうとき素面だったり飲んだ勢いが使えないから損だ。
姉は相当気になってたんだろう。目をキラキラさせて私の一言一句を漏らさず聞いていた。
全部話し終わって、姉に念を押した。こういうことはもうお願いしないで。
すごい嬉しそうにうなずいた。なついた仔犬みたい。
下ネタは本当に勘弁。
でも、姉はこんなこと聞いてどうするんだろう。付き合うことになってからでいいんじゃないかな。
思い込んだら一直線な姉らしい。好きな人のために努力する、それだけは変わらない。
何がって、私の友人が。人でごった返す居酒屋でよくもまああんなことが堂々と聞けるもんだと感心した。周りに聞こえてたら絶対にどん引きだったはず。というか、聞こえてた。
だから呼んだんだけど、想像以上で正直ぐったりした。半分食欲もなくした。運転手役の先輩も素面でよくもまあ答えるなぁ、そのへんは男だ。
ただ、帰り際にはっきり断言された。姉のためだね。隠すこともないからはっきりとうなずいた。誤解されても困るし、普段おごってもらうのにお酒の飲めない私が居酒屋なんて選ばない。
姉に、大好きな先輩にあることを聞いてほしいと言われた、それを聞くために友だちを連れて先輩と会った。本当はもうちょっといいところがよかったけどしょうがない。
一応、姉にはメールしといた。帰ったら駐車場で待ち構えていて、何もできないまま姉のはなれに引っ張り込まれた。
居酒屋に行ったと言ったら不満顔。アンタお酒飲めないでしょ。
どうやらお酒を一緒に飲むってところが気に障ったらしい。先輩は飲んでないし、私も姉の言うとおりお酒が弱いから飲んでない。何より、私すぐに帰ってきたし2人で会ったわけでもない。
こんなにやきもち焼きな姉だったっけ? しかも妹なんですけど。
マエカレの時はもうちょっと寛容だったはず。だから付き合えたんだと思うけど。きっと先輩のせいで変わったんだな。それに、彼女じゃない女の人と男が酒を飲むってのは、
マエカレの浮気の影響からか警戒する気持ちはわかる。先輩と姉は恋人ではないけど。
姉のありったけの不満顔を、話聞きたくないの? の一言で黙らせた。誰のためだと思ってるんだろう、姉は自分のことってのをすっかり忘れてる。
さて、と。聞いた話を伝えようとしたところで止まった。私が説明しなきゃいけないんだった。友だちについいてきてもらって、直接言ってもらえばよかった。
何から教えてほしい?
自分から話すのも癪だったし、何より恥ずかしかったので、姉の必要なことを答えていこう。姉がおろおろしたけど、聞きたいのは姉だからズルくはない。
それでも前ほどではないと思う。わりとすんなりと姉は話に入ってきた。その理由はすぐにわかった。隅っこに集められたお酒の空き缶、酔ってる。
私ももうちょっとお酒が強ければなと思う。こういうとき素面だったり飲んだ勢いが使えないから損だ。
姉は相当気になってたんだろう。目をキラキラさせて私の一言一句を漏らさず聞いていた。
全部話し終わって、姉に念を押した。こういうことはもうお願いしないで。
すごい嬉しそうにうなずいた。なついた仔犬みたい。
下ネタは本当に勘弁。
でも、姉はこんなこと聞いてどうするんだろう。付き合うことになってからでいいんじゃないかな。
思い込んだら一直線な姉らしい。好きな人のために努力する、それだけは変わらない。