最近読んだ小説の話。
ドラマ化されたのをきっかけに知って
面白そうと思い図書館で予約。
なおドラマは見ていない、小説で読もうと思って。
『月夜行路』
著者 秋吉理香子
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専業主婦の涼子は家族の関係に不満を抱いていた。
誕生日前夜に夫に女性から電話がかかってきて
小説家の重原宗助先生からの仕事が入ったと深夜にもかかわらず
家を出てしまう。
涼子は我慢の限界で家を飛び出し、
夫の愛人ホステスが勤めるクラブの入ったビルへ向かう。
その1階のBARのママに呼び止められ、
話を聞いてもらうと、
性別は男のママは文学好きであった。
さらに鋭い洞察力と推理力で涼子の悩みなどを
言い当ててしまう。
夫の愚痴を話すと、
涼子も過去の恋愛を引きずっていると言われてしまう。
ママに同行してもらい所在不明の元カレに会う旅に出ることになる。
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元カレを探す旅の途中で
事件に遭遇したりするも
ママの推理と涼子の何気ない一言で
真実にたどり着き
解決の手助けをしてしまう。
元カレの居場所がわかり
再会のシーンではそういうことだったのかと。
感のいい人は序盤で気づけるそうだけれど、
私は予想できていなかった。
いい意味で騙されて読めていた。
全員が誰かの夢であるという文章が出てくる。
自分自身では不満な人生であるけれど、
ある人にとってはそれが夢見る理想の人生であることがある。
人生は物語で、誰もが主人公。
辛い過去などがあっても、
自身の物語を紡いて行こうと思える作品。