サポート電話に連絡… ニセ警告かも?
突然
「ウイルスに
感染しているので
サポート電話に連絡を」と
いう表示が!
それは偽警告です…

◆わずか半年で1000件以上の被害
ここ数年、「サポート詐欺」と呼ばれる
サイバー犯罪が多発しています。
サポート詐欺とは、
架空料金請求詐欺の一種で、
警察庁が発表した
「令和6年(2024年)上半期における
特殊詐欺認知・検挙状況等について
(暫定値)」によれば、
わずか半年間で認知件数は1059件と、
架空料金請求詐欺の43.5%を占めます。

典型的な手口として、
ブラウザにニセの警告画面を表示して
不安をあおり、
架空のサポート電話番号にかけさせて
サポートの名目で金銭を騙し取ったり、
スマホやパソコンに
遠隔操作ソフトをインストールさせて
乗っ取り、
個人情報を盗み取ったりします。
インターネットを閲覧していると
突然、
「ウイルスに感染しているので
今すぐ下記のサポート電話に連絡を…」
といった内容のニセ警告画面が
表示される事から始まります。
その際、警告音が鳴ったり、
ブラウザが閉じられなくなったり
する事もあります。
ニセ警告画面に表示されている
電話番号にかけてしまうと、
電話の向こうで待ち構えているのは
詐欺師です!

「危険な状態なので
至急サポートする必要がある」等と
言葉巧みに有料サポート契約と称して
金銭を騙し取ります。
この際、
被害者にプリペイドカードを
購入させるといった方法が
使われる様です。
また、
サポートを装って
スマホやパソコンに遠隔操作ソフトを
インストールさせ、
個人情報を含んだデータを盗み取る等の
行動も報告されています。

◆ニセの警告画面は
ブラウザごと閉じてしまえばOK
詐欺だと気付かない限り、
悪意ある人達に言われるがまま
金銭や個人情報を奪われてしまう
恐ろしいサイバー犯罪ですが、
対策は単純です。
購入店舗に持ち込んで、
店舗スタッフに頼りたい所ですが…
実際には
ウイルス感染等していないのですから、
警告画面を無視して
そのままブラウザを閉じてしまえば
良いのです。

もし通常の操作が効かない場合は、
スマホ自体、パソコン自体を
再起動してしまいましょう。
例えば iPhoneなら
音量ボタンのどちらか1つと
サイドボタンを同時に長押しすると
主電源オフのスライドが表示されます。
次にボタンをスライドして
主電源を落とします。
その後、サイドボタンを長押しすれば
主電源が入ります。
取扱説明書を確認しましょう…

一方、パソコンの場合は
ctrlキー、altキー、deleteキーを
3個同時に押すと表示される画面で
「タスクマネージャー」を選んで
起動し、利用中のブラウザ
(Google Chrome、Microsoft Edge等)を、選択して
右クリック→「タスクの終了」を選べば
ブラウザを強制的に終了できます。
その後、
改めてブラウザを起動すればOKです。
なお、
ニセの警告画面が表示された時に
見ていたWebサイトは、
次から閲覧せず避けた方が
無難でしょう。
何かしら悪意ある仕掛けが
施されている可能性があります。
特に、
ページ内の広告をクリックする事で
警告画面が表示されるケースが
少なくないため、
興味をそそられる内容の広告を
目にしても、
安易にクリックしてはいけません。

