詐欺メールや、ショートメール来たら? | 裕ちゃんが、言うよね~!

詐欺メールや、ショートメール来たら?


1年で
偽Webサイトによる詐欺が
90万件以上!
フィッシング詐欺の現状を
知っておこう…



◆フィッシング詐欺は年々増加中!

実在する企業・団体等を装って
驚かせたり、不安にさせたりする内容の
メールやショートメールを
不特定多数宛てに送り付ける事で、
受信者を本物そっくりの
偽Webサイトに誘導し、
クレジットカード情報をはじめとする
個人情報を入力させて盗み取る…

こうした詐欺は、
被害者を騙して釣り上げる事から
「フィッシング詐欺」と呼ばれ、
ここ数年は右肩上がりで増加しています。

特に高齢者は、
スマートフォン変更を余儀なくされ、
『オレオレ詐欺』『振り込め詐欺』まで
知っているが、さらに進化した詐欺は
対応しきれない事が多くみられる。
平成末期以降からスマホデビューしたら、
高齢者でなくても
詐欺メールが分からない。

おそらく、あなたの元にも
届いた事があるでしょう。
スマホ月刊誌や パソコン月刊誌で
迷惑メール、詐欺メールを勉強しよう!


フィッシング詐欺に関する情報を
収集・分析している
フィッシング対策協議会が発表した
「フィッシングレポート2023」に
よると、
同協議会に届けられたフィッシング詐欺の
日本国内報告は2019年の時点では
10万件未満でしたが、
2020年には4倍の約22万件に増加。
そして2021年には50万件を超えました。

さらに2022年は上半期だけで約45万件、
下半期に至っては50万件超えの
届け出があった模様です。

わずか半年で前年の総件数に達しており、
その勢いは留まるところを知りません。
直近の2023年5月は、
たったひと月で11万件を超えています。
2019年の年間届け出総数を、
1か月だけで超えているのです。

悪意ある人達は、
フィッシング詐欺で得た銀行口座の情報を
元手に現金を不正に引き出したり、
偽Webサイトに
プリペイドカードの番号を入力させて、
その額面の金額を騙し取ったりする事で
金銭を得ようとします。

盗み見た個人情報は、
複数の悪意ある人達で共有するため、
1人が逮捕されても
他の地域で同じ個人情報を知る者が
多数いる訳です。

情報転売、
闇リスト業者に登録される前に
全員逮捕しないと、終わりません…
闇サイト、闇リスト業者も
摘発しないとなのです。

警察庁の発表(2023年4月)では、
2022年度における
インターネットバンキングの
不正送金の被害は、
都内での発生件数1111件、
被害額はおよそ14億8083万円にも
上ります。



◆通販、銀行、官公庁…
 フィッシング詐欺は
 あなたとおカネを結ぶ組織を装う

フィッシング詐欺は
主に金銭を目的としていますから、
悪意ある人達は
金融機関や市役所、政治家、募金団体等
おカネにまつわる企業・団体を装う事が
ほとんどです。

実際、
フィッシング対策協議会に届けられた
報告のうち、およそ半数が
通販サイト系を装っています。
コロナ禍により、
通販利用が増えた事を、
悪意ある人達は利用しています…

なぜなら通販サイトには
クレジットカード情報を
預けている場合が多いため、
偽Webサイトでそうした項目を
入力させても、
不審に思われにくいからです。

また、
銀行やクレジットカード会社を騙って、
「不正アクセスが疑われるため
口座(サービス)を一時停止します」等と
私達がビックリする様な文面を送り付け、
個人確認と称して
現金を不正に引き出すための情報を
入力させようとする手口も
ポピュラーです。

さらに最近では、
国税庁や総務省といった官公庁を装い、
税金未納だと偽って
金銭を騙し取ろうとする
フィッシング詐欺が目に見えて
増加しています。


官公庁から届いたと思しき
ショートメールをタップすると、
いきなり督促状等と書かれた
偽Webサイトに飛ばされる訳ですから、
慌ててしまう人も多いでしょう。
しかもショートメールは、
アドレスが電話番号のため
携帯電話販売店、スマホショップで
加入番号を変更しないと防止できません。
一般的なメールは、
アドレス変更は販売店行かなくても
ユーザーで 変更できますね。

こうしたフィッシング詐欺は、
あなたを驚かせて
正常な判断力を失わせるために、
わざと過激な文面を送り付けてきます。

ですから騙されないためは、
慌てて行動を起こさない事が
唯一の財産管理対策になります。


また、常識的に考えて、
広くサービスを提供している企業・団体、
または官公庁が、
むやみに慌てさせる、
もしくは半ば脅す様な内容を
消費者に送信する事は不自然です。

例え「緊急」等と書かれていても、
1分1秒を争う訳ではありませんから、
まずは落ち着きましょう。
冷静な人間は、
悪意ある人達に勝てます!

次に、自身で検索した、
もしくはブックマークしてある
該当サービスの公式サイトを訪問し、
送られてきたメールやショートメールに
記載されている内容が告知されているか
確認しましょう。

あなたが驚く様な内容なのですから、
公式サイトでも同様に告知されていて
しかるべき重大事です。

もし見つからないのであれば、
送られてきたメールやショートメールは
偽物と判断して良いでしょう。

それでも不安に思うなら、
公式サイトから問い合わせする事を
おすすめします。
警視庁も、推奨しています。

悪意ある人達は、
公式サイトや正規従業員と異なる内容を
メールやショートメールで
不特定多数に送り付けてきます。