おいおい… 勝手な無断駐車! | 裕ちゃんが、言うよね~!

おいおい… 勝手な無断駐車!


え?
ココ、自分の土地だけど…

無断駐車には、
どの様に対応すべき?



自分の私有地や駐車場に
見知らぬクルマが無断で駐車していると
いうトラブルが多々見受けられます。

しかし、
警察を呼ばず
自力でそのクルマを対処する事は
「自力救済」となり、
現在の法律では禁止されています。

2024年4月には、
『無免許運転』のオバサンが
輸入車のジャガーを、
コインパーキングに停め続け、
とあるパーキングでは
『料金 50万円』なんて有ったらしい…
何日も停めていた様だ…

違法駐車のジャガーの前に
また別のパーキング経営者が
三角コーンを置いたが、
ジャガーのキズより
駐車場所から逃げる方を
選択した訳です…
ジャガーが盗難車でない限りは、
三角コーンのキズは、
パーキング経営者に
請求できるからです。

本人は
パーキング経営者の注意勧告にも
無視して、
逮捕されるまでになった。

悪いのは、
ジャガーのオバサンです!
ジャガーは悪くない…
オバサンは、無免許運転だから
刑務所 死ぬまで懲役の
『終身刑』で良いんでないかい?
受刑者は、ご飯も洗濯も
税金で払ってもらえるし…
無期懲役は、
累積無ければ、最短25年で出所だよ…



大前提として、
土地の管理者が無断駐車のクルマを
レッカー移動して処分する、
タイヤロックを取り付けて
動かせない様にするといった
措置をとる事は、控えましょう。

なぜならば
「自力救済の禁止」という原則により、
とった措置が違法になってしまう事が
あるためです。


「自力救済の禁止」とは?

「自力救済の禁止」とは、
権利を侵害された被害者において、
いかに自身の正当な権利を
回復するためのものであっても、
法律の手続きによる事無く
自らの手で権利を回復する事は
認められないとするルールの事です。


無断駐車をされた側としては
とても納得できない原則といえますが、
仮にレッカー移動で
違法駐車のクルマに傷が付けば
修理代を支払わなければ
いけなかったり、
クルマを使用できない状態にした事で
相手が受けた損害を
負担しなければいけなくなるケースも
あるため、
安易に自力救済をしない事が
大切と言えるでしょう。



まず無断駐車をされた際に
とるべき措置としては、
「法の番人」でもある警察を呼んだり、
無断駐車のクルマに
「この場所は駐車禁止です」、
「すみやかに移動させて下さい」等、
警告の貼り紙をする事があげられます。

貼り紙をする際には、
警察の駐禁ステッカーを真似て
粘着性の高いテープで貼り付けると
クルマに傷が付くおそれがあるため、
ワイパーに挟む等の
クルマへの影響が低い方法をとる事が
重要です。
強風で飛ばされたり、
降雨で破れたりしない処置も必要です。

2024年4月のジャガーの場合も、
経営者が勝手に置いた
三角コーンのキズも、
法的には経営者の賠償責任ですね…
ジャガーは修理代高額だからと
賠償責任を狙って、
オバサンは三角コーンを
ワザと移動しなかったかもしれません…

意外と面倒くさいのです…
悪意ある人達は、ココも見逃しません!


私有地は公道ではないため、
警察が強制的にレッカー移動や
駐車違反で取り締まる事は
できないものの、
場合によっては
ナンバープレートから所有者を探し出し
クルマの所有者に
連絡をとってもらえたり、
クルマが乗り捨てられた盗難車等で
偽造ナンバーとか
事件性がある場合には、
警察で対応できるケースもあります。

長期間土地に駐車されている
放置車両の場合、
最寄りの運輸支局や
自動車検査登録事務所において
「登録事項等証明書交付請求」という
手続きをおこなって
クルマの所有者や使用者を
確認できます。

軽自動車の場合には、
運輸支局管理のナンバープレートで
ないため、
軽自動車検査協会で
照会の手続きをおこないます。

無断駐車に対応する手間を
無くすためには、
駐車場内に警告看板や三角コーン、
防犯カメラを設置する等、
無断駐車を未然に防ぐ対策が
必要といえるでしょう。


気を付けたいのは、
うっかり車庫飛ばしになってしまう
場合です。

例えば、引っ越しや単身赴任等で
登録場所の変更を怠ってしまう事も
あるでしょう。
車の保管場所の変更は
住所を変更した日から15日以内に
行う必要があります。
これを怠ると
「保管場所の不届け」となり
反則金ではなく、
罰金が課される可能性があります。

もちろん届け忘れた事で
すぐに問題が起きる訳ではありません。

しかし怠っていると、
問題が起きた時に事態が悪化する事は
想像に難くありません。

忘れないうちに
管轄の警察署で
自動車保管場所の申請手続きを
済ませておきましょう。


まとめ…

自分の土地に無断駐車をされた際、
レッカー移動やタイヤロック等の
強制的措置を、一般人が勝手にとると、
逆に相手方から損害賠償を
請求されてしまう可能性があります。

警察関係者や裁判官、政治家以外は、
法律の施行者でないためです。

もちろんブチ切れて、
油性スプレーで落書きしたり、
タイヤを刃物等でパンクさせたり、
クルマに蹴りを入れるのも ダメです!

無断駐車を見つけた場合は
感情的にならず、
その時々で取り得る措置を講じる事が
肝要です。
解らない時、判断が厳しい時は、
冷静に警察に相談しましょう!

身勝手な無断駐車も、
身勝手な自力救済も、
双方 違法なのです!
警察は、善人のための
法の番人でもあります…