転職希望者、要注意だ! | 裕ちゃんが、言うよね~!

転職希望者、要注意だ!


「中途採用」の呼称を
改めて、
『経験者採用』に
経団連が統一方針…



経団連は、
新卒者ではない従業員の採用で
一般的に使われている
「中途採用」という言葉の使用をやめ、
「経験者採用」に統一するよう
会員企業に呼びかける方針を固めた。

ハローワークや転職情報誌等も、
呼称の記載変更されるかもしれません。

「中途」が与える
消極的な印象を払拭し、
円滑な労働移動を促して
経済の活性化につなげる狙いがある。

2023年春闘の経営側の
交渉方針等を示す
「経営労働政策特別委員会報告」
(経労委報告)の素案に盛り込んだ。


まず2023年から
経団連の会員企業向けの書類や
アンケート等で
「経験者採用」の表記に統一する。
会員企業にも採用活動等での使用を
推奨する。

企業では、
入社後の職務を明確にする
「ジョブ型採用」等、
採用方法が多様化している。

経団連は、
退職した元社員を採用する
「カムバック採用」
「アルムナイ採用」、
社員から知人や友人を紹介してもらう
「リファラル採用」等の活用も求める。


ただ、経団連が提唱した呼称が
一般に広がるかは未知数だ。
今までの職種から変更したい場合、
経験者とは言えないからだ。

例えば
新卒コンピュータープログラマーが
ルート配送員へ転職となれば、
新卒者と変わらない未経験者である。
パート・バイトでも正社員でも、
新卒者以外は経験者と位置付けるか、
迷うところだ…
中高生でもバイト経験者なら、
経験者と呼べなくもない。

2000年代に入ってからは
「春闘」の使用をやめ、
「春季労使交渉」と呼んでいるが、
使用は一部にとどまる。

「経験者採用」が定着するかどうかは、
経団連の影響力を占う試金石にもなる。