夏場の校庭は、鉄板焼かぁ! | 裕ちゃんが、言うよね~!

夏場の校庭は、鉄板焼かぁ!


運動会で
まさかの『やけど』?
原因は、
ダンスの足もと…



真夏を思わせる暑さが続いています。
この時期、
運動会の演目や体育の授業等で、
子供達が長時間、
「裸足」で過ごしていませんか?
熱中症が騒がれた時期から、
学校の運動会は9月末から10月を辞めて
晩春から初夏に行う様に変わりました…
さらに地球温暖化で暑くなる時期です。

校庭の表面が思わぬ熱さになっていて、
「やけど」を負う事も。
実際に診療した医師が
注意を呼びかけている。


■足の裏に水ぶくれが!

「足の裏が痛くて、歩くのがつらい…」

6月初旬、
横浜市の皮膚科クリニックを受診した
小学校高学年の女子児童がこう訴えた。

院長が診察すると、
女子児童の足の裏には、
親指の付け根等に
水ぶくれができていた。

『低温やけど』の症状だ。


やけどによる皮膚損傷の度合いは、
3段階中の2度だった。
痛みを和らげるため、
炎症を抑える塗り薬を処方し、
経過観察中だ。

受診の前日、
児童は校庭で行われた運動会に
参加しており、
ダンス等の演目に出ていた。
1時間近く、足元はずっと裸足の状態。

途中から足裏に痛みを感じはじめ、
終わる頃には、
友達の肩を借りないと
歩けない状況になった。
1日経っても痛みが引かない事から
受診したという。

院長によると、
こうした症例が目立ち始めたのは
2019年頃から。
学校の体育のカリキュラムに、
『ダンス』が始まった頃だ…
いずれも、運動会の練習や当日、
裸足のまま校庭で
長時間過ごしていた事が共通していた。

ドリフのヒゲダンス…

低温やけどは、
短時間の皮膚の接触では
問題ない温度(約45〜50度)でも、
連続して皮膚と接する事で
起きるやけどだ。
(46度で30分〜1時間、
50度では数分程度)

熱さに気付かずに触れ続け、
皮膚の奥深くまで損傷する事がある。

院長は
「校庭の地面が、
やけどを引き起こす程の熱を持つ事は、
ほとんど知られていないのではないか」と 危惧する。

これまでにも、
気温が27度前後の時でも、
裸足で低温やけどになったケースも
あったという。

町内会、自治体の運動会も、
お爺ちゃんやお父さん、
張り切るのは要注意ですよね…



以前は、
校庭で裸足と言えば、
組み体操か、応援団くらいだった…

地球温暖化の夏は、
校庭に散水すれば済むという
現状では無いのである。
関東でも
11時から15時までは散水し続けないと
校庭に裸足でいられない温度である。


中学生以下の裸足でダンスは、
夏場は体育館のみの指導にしたい…
靴下を履いても、
切れてしまえば同じですね。

体育教師は、小学校中学校問わず
保健体育として学んでいるハズだ。
生徒の身体を気にしなくては、
体育教師はもちろん、
『教師失格・教員免許失効』である!