衣替え時の防虫剤の使い方…
衣類用防虫剤は、
平積みの衣服では
上下どちらに置くのが
正解?
春に向けて、冬物を仕舞っています。
ところで、毎年悩むのですが、
防虫剤って平積みの洋服の上と下の
どちらに置くのが正解なの?
今までなんとなく
防虫剤を使っていたので、
この機会に調べてみようと思います!
効果的な防虫剤の使い方
◆防虫剤は一番上に置く
防虫剤の防虫成分は空気より重いため、
上から下へと広がります。
つまり、
防虫剤は衣類の上に置くのが正解です!
衣類から見えない様に、
最下部に置いたり、
衣類の間に置かなくて良いです。
防虫剤を衣類の上に置く事で
防虫成分が、まんべんなく広がります。
「引き出し用」は畳んだ衣類の一番上に
ひとつの引き出しに対して、
2個から3個を均等に。
「吊り下げるタイプ」は、
パイプの真ん中に掛けます
(複数個の場合は、
パイプに等間隔に)。
◆ウォークインクローゼットは
非揮発性の防虫剤を
ウォークインクローゼットは
密閉性が低いので、
揮発性(空気中に成分が蒸散する)では
ない防虫剤がお勧めです。
さらに、
カバータイプやシートタイプを
選びましょう。
◆適正な使用量を確認する
1個の防虫剤から得られる効果は、
スペース(体積)によって決まります。
パッケージに表示された適正な個数を
確認して使いましょう。
使用量が足りないと、効果が弱く
せっかく防虫剤を置いても、
虫食いの被害に遭うかもしれません。
使用量が多いと、
使い過ぎでもったいないですね…
◆有効期間で使い分ける
防虫剤の効果は、
半年または1年間です。
シーズンごとに
定期的な衣替えをする場合は半年用、
礼服、喪服やドレス等々
定期的な衣替えをしない衣類は
1年間用と、有効期間によって
使い分けると良いでしょう。
◆異なる種類を同時に混ぜて使わない
防虫剤の成分は、
ピレスロイド、パラジクロルベンゼン、
しょうのう、ナフタリンの
4種類に分かれます。
ピレスロイド以外は、
併用すると化学反応で溶けてしまい、
衣類にシミを残す可能性があるため、
同時に混ぜて使うのは避けましょう。
新製品の防虫剤が発売された時は、
成分確認に要注意です!
慌ててお試しに使ったら、
成分混用してしまい、シミが残って
泣きを見ます…
シミ抜きできなかったら、
リサイクル販売もできません。
◆湿気対策も忘れずに
湿気が気になる場合は、
除湿剤や防湿剤を併用しましょう。
防カビ剤を配合した防虫剤も
市販されています。
衣替えの前にしておく事…
★衣類の汚れは必ず落としておく
衣類の汚れや皮脂を
そのままにしておくと、シミや黄ばみ、
害虫やカビの発生源になります。
汗も、タンパク質が含まれるため、
害虫やカビの温床となります…
天然素材のものだけでなく、
化学繊維でも同様です。
クリーニングや洗濯で、
しっかりと汚れを落としてから
収納しましょう。
★収納場所も掃除しておく
綿ぼこりには、
虫の卵が産み付けられている事が
あります。
まずは、
収納場所を清潔にする事が大切です。
★衣類はよく乾燥させる
衣替えは、
空気が乾燥した晴れた日がお勧めです。
雨の日は湿気が多いので、
カビの原因になります。
また、
クリーニング店から戻った衣類は、
スチームアイロン等で
湿気を含んでいる事があるそう。
ビニール袋は外して、
乾燥させてから収納しましょう。
ビニール袋にいれたまま収納は、
いちばんダメである!
秋の衣替えにおいて
秋冬物を出して、
春夏物を仕舞う時も同様ですね。
防虫剤を効果的に使うコツが
あったのですね。
全然知りませんでした。
これからは正しく防虫剤を使って、
衣類をしっかり守ろうと思います。