ＳＮＳアカウント乗っ取り？

動画を見ようと

しただけなのに、

ＳＮＳを乗っ取られた？

◆休日はSNSから

　流れてくる動画で暇つぶし

思わぬ大雪で各地に被害が発生し、

第三波とされる感染拡大で

緊張も高まる昨今、

年末年始は帰省を諦め、

暖かい自宅でゆっくり過ごした人も

多いのでは。

そして寒い冬に外出を控えるとなれば、

暖かい部屋でスマートフォンの画面を

覗く機会も増えると思われます。

そんな時、

暇つぶしにもってこいと言えるのが

SNSと動画でしょう。

総務省の通信利用動向調査によれば、

インターネット利用の目的・用途として

「SNSの利用」や

「動画投稿・共有サイトの利用」は

広い世代で６割超、

世代によっては７割を超えています。

インターネットには

プロの手による芸術作品から、

You Tube、ティックトック等々による

一般人が偶然映していた

ハプニングシーンまで

無数の動画が公開されています。

世界中から注目が集まった動画の中には

数億回視聴されているものも

存在するのです。

そうした動画は

人から人へと「おすすめ」されていき、

やがてSNSにも転載されます。

あなたもSNSの利用中、

友人達の投稿に混じって、

そうした人気動画を見かけた事が

あるはずです。

「1000万人が夢中になった

ペットの可愛い瞬間」

「危機一髪のクラッシュシーン50連発」

「世界の美味しい鍋料理集めました」…

思わずタップして内容を

確かめたくなる動画ばかりですが、

ちょっと待って下さい。

悪意ある人達が、

罠を仕掛けているかもしれません！

◆自分のアカウントが

　被害を広げる手伝いをしてしまう

例えばある日、

スマホ片手にSNSを眺めていると、

前述の様な気を惹くタイトルの動画が

流れてくるかもしれません。

しかもよく見れば友人の投稿です。

自宅でくつろいでいるあなたは

何のためらいもなく

動画をタップします。

すると、

SNSから動画共有サイトに飛ばされ、

動画アプリとあなたのSNSアカウントと

紐付ける許可を求められます。

その時、

気になる動画を一刻も早く

見たいからといって深く考える事もなく

許諾してしまうと…

ほどなく、

今度はあなたのアカウントが勝手に

その動画を紹介し始めるでしょう。

投稿した覚えの無いあなたは

困惑するしかありません。

友人も同じ様に見てしまったため、

友人のアカウントであなたに

飛び込んできた訳です！

警察が動き出しても、

最後のアカウント所有者が

犯罪者とされ、

悪意ある人達が逃げやすくなります！

もし上記の様な出来事が起こった場合、

悪さをしているのは、

SNSと各種アプリを紐付ける

連携機能です。

ただし、

その連携内容には様々な種類があり、

勝手に投稿したり

個人情報を取得したりする権限を

与える事も可能なのです。

悪意ある人達は、

皆が興味を惹く動画をエサにして

不特定多数のSNSアカウントの権限を

得て個人情報を取得します。

そしてさらなる個人情報を得るべく、

フィッシング詐欺とした動画を

広める投稿を続けます。

そうした投稿を見た人達は、

まさか勝手に投稿されているとは

思いもしませんから、

友人からのおすすめだと安心して

タップしてしまい…と

被害が際限なく広がり続ける訳です。

まとめ

1月23日は、電子メールの日ですね…

対策としては、

「一般的に、動画を視聴させるために

アプリの連携を求める事は

あり得ない」という事を肝に銘じて、

決してタップしない事。

万が一、タップしてしまったら、

ただちにSNSの設定欄から

アプリ連携をキャンセルする事です。

気になる動画を見つけても、

安易にSNSのアプリ連携を

許可してはいけません。