新型コロナウイルス・ワクチン予約? | 裕ちゃんが、言うよね~!

新型コロナウイルス・ワクチン予約?


『感染症ワクチン接種
優先予約』を騙る、
詐欺メッセージに要注意!



◆2020年を象徴していた単語は…

この時期になると、
世界各地の出版社や団体から
「今年の単語」を発表した旨の
ニュースが届きます。
たいていはその国で起きた
象徴的な出来事を表わす
単語が挙げられ、
それぞれのお国事情を垣間見る事が
できるはずなのですが、
2020年はどうも事情が違う様です。

アメリカの
メリアム・ウェブスター辞典が
選んだのは、
感染症の世界的大流行を指す
「Pandemic(パンデミック)」、
イギリスのコリンズ辞典は
都市封鎖を意味する
「Lockdown(ロックダウン)」、
そして日本でおなじみの
新語・流行語大賞は
「3密」と単語自体は異なるものの、
いずれも新型コロナウイルスに関連した
単語を選んでいます。

まさに世界全体が
コロナ禍に巻き込まれた年だったと
言えるでしょう。
さらに、変異種まで発生してます。

しかし、終わりが見えないと思われた
ウイルスとの戦いにも
光が見えてきました。
感染を防止する最良の手段、
ワクチンの実用化に
めどが立ち始めたのです。

一般的に、
該当するウイルスのワクチンを
接種する事で、
感染防止ないし感染時の症状を
抑える効果が期待できます。
すでに日本政府は
各国の製薬会社と交渉し、
ワクチン供給に関する合意を
得ている様です。

ひとまずは一安心…

と言いたいところですが
油断は禁物です。

悪意ある人達は
このワクチンをエサに
あなたを罠にかけようと企んでいます。
コロナウィルスも進化してますが、
悪意ある不特定多数メールも
凶悪化してます!



◆「治験参加」「優先予約」…
 甘い言葉は全部ウソ!

ある時、
あなたのスマートフォンに
メッセージが届くかもしれません。

内容は、
「治験参加者急募。
新型コロナウイルスのワクチンを
誰よりも早く打てます。
応募はこちらから」
「海外直輸入!
ワクチン購入の優先予約を開始します。
このURLから早い者勝ちです」
あるいは「インフルエンザの予防接種、
今なら優先的に接種可能。
予約は下記URLより」といったものが
考えられます。

ご家族に高齢者や乳幼児がいる人は
「千載一遇の機会!」とばかりに
URLやリンク先を
タップしてしまうかもしれませんが、
ちょっと待って下さい。


これらは全て、
あなた方を騙す 偽メッセージです!
連絡先を書いたところで
治験には参加できませんし、
クレジットカード情報等を
書き込んでしまうと、
優先購入どころか悪用されかねません。

まず治験参加者を
不特定多数へのメッセージで募る事は
あり得ません。
直輸入も現実的ではないうえ、
そもそも個人購入できるものでは
ありません。

また、インフルエンザの予防接種も
予約殺到しているようですから、
あえて病院が優先予約をアピールする
必要はないはずです。

歯医者で予防接種を勧められたら、
それもフィッシング詐欺です。
国認定の歯科医師免許では、
予防接種含む注射ができません。
歯科医師免許法の改正もありません。

皆、喉から手が出るほど
欲しいワクチンですが、
厚生労働省からの発表をみる限り、
日本での接種開始は
まだしばらくかかりそうです。

治験目的の接種も
ごく一部の人に限られるでしょうから、
我々が早々に接種できる可能性は
低いと考えるのが自然です。

悪意ある人達は、
マルウェア、
スパイウェアを
巧みに活用し、
常に我々の弱みに
付け込んできます。

悪魔のささやきに惑わされず、
もうしばらくは
ソーシャルディスタンスを保ちながら
マスク着用・うがい・手洗いを
心掛けましょう。

悪意ある人達との
ソーシャルディスタンスも必要です。
★ソーシャルディスタンスとは、
 「人混みを避ける」という意味。
 距離を開けるという事です…
 悪意ある人達の悪魔のささやきを、
 断ち切りましょう!

 明けない夜は、
   ありません…