人の弱みに漬け込む、ニセアプリ勧誘! | 裕ちゃんが、言うよね~!

人の弱みに漬け込む、ニセアプリ勧誘!


台風の季節到来、
危ない防災アプリに注意。



◆防災アプリは台風等
 災害が来る前に導入するのが吉

2019年の台風15号、19号の猛威は
各地に大きな爪痕を残しました。
今年に入ってからも
大雨による被害が後を絶ちません。

この様な自然災害への対策で
課題となっているのが、
天気の急変や水位の上昇に
直前まで気付かず被災された方々が
少なくない事。

今後の防災には、
地区単位の細やかな災害情報の
提供/取得が必須と言えるでしょう。


その解決策として有用と思われるのが
「防災アプリ」です。
これは利用者が住んでいる
市町村単位での
天気予報、自宅周辺の中小河川の水位、
各種注意報・警報等を解りやすく
図表と地図で表示してくれるもので、
アプリによっては
テレビニュース番組を
アプリ内で視聴できる等、
自然災害から身を守るための機能が
揃っています。
九州では、火山予報等、
地域性災害アプリもありますね…

まさに
台風の季節に欠かせないアプリと
言えますが、
ひとつ注意すべき事があります。

それは、
「皆が注目するアプリには
詐欺等、必ず偽物が出現する」事です。

詐欺師は、義務教育では
真面目に勉強しなかった不良のクセに、
社会情勢を知るために
ニュースに興味を示し、
詐欺のネタとして仕入れるのです…

特殊詐欺グループは、クズです…

◆気象庁を名乗り、
 偽アプリを勧めてくる迷惑メールが!

事実、2019年から気象庁を名乗って
防災アプリを導入させようとする
迷惑メールが出回っています。

正規の気象庁のロゴや
説明コピーイラストが挿入されており、
画像配置や言葉使いも研究しているため
一見本物の様にも見えますが、
気象庁は現在、防災アプリを
作成していませんし、
アプリ導入を促すメールも
配信していません。
近年は、
URLだと見破られやすいと、
QRコード化した
「QRコード詐欺」も増えてます。
自動URL接続は、要注意!

つまり全てのアプリ勧誘メールは、
悪意ある人達による
詐欺等々偽物なのです。

メールが来なくて寂しい、
メールが来て嬉しい孤独な高齢者が
騙されやすいのです。
若年層でも、
スマホデビューしたり、
ガラケーからスマホに機種変更した人が
迷惑メールの怖さを知らず
騙されやすいのです。


こうした迷惑メールの本文に
リンク先URLやアプリ導入を促す
ボタン等があっても
絶対にタップしてはいけません。

偽物である以上、
ウイルスが入っていたり、
あなたのスマートフォンから
情報を勝手に盗み出す
スパイ(マルウェア)アプリ等の
可能性が高いからです。
ウイルスは予防はできますが、
パソコンと違いワクチンソフト等の
アプリは存在しないので
端末に入ってしまえば削除できません。
機種変更しても、
同じSIMカードを使ったり
同じアカウントで機種変更すれば、
連鎖感染します!

防災アプリを利用したい人は
メール本文等に記載されている
リンク先URLをタップせず、
Google PlayやApp Store等の
公式のアプリストアから
著名な防災アプリ名を検索し、
アプリ名とアプリのアイコンを
よく確かめたうえで導入しましょう。

また、
著名な団体・企業が
防災アプリをリリースしたという
情報を見聞きしても
すぐに飛び付かず、
まずは公式のアプリストアで
団体・企業名が架空でないか
検索したり、
その団体・企業の公式Webサイトで
該当する防災アプリの情報を
確認したりして下さい。

3G電波を使う携帯電話(ガラケー)が
各通信会社から廃止されていく現代、
防災も、スマートフォンの利用も、
安全第一が鉄則です。