キャンペーン詐欺? | 裕ちゃんが、言うよね~!

キャンペーン詐欺?


実在企業を騙る
プレゼント詐欺は、
見抜くのが困難です!



◆あの人気商品が手に入る?
 偽プレゼントキャンペーンに注意

ある日の事、
SMS(ショートメール)に届いた
メッセージを一読して
Aさんは驚きました。
ネットで火が付き、
現在入手困難な便利グッズを
もれなくプレゼントすると
書かれていたからです。

最初はまさかと思ったAさんでしたが、
メッセージの送り主は
自身が愛用している
家電メーカーからで、
利用者登録をしていたからか、
メッセージの文面にも
Aさんの名前が入っていました。

すっかり安心したAさんは、
せっかくだからとメッセージ内の
プレゼントキャンペーン登録用URLと
記されたリンクに飛びました。
どうやら送料負担のみで
もらえる様です。

さっそく住所氏名の他、
送料を支払うための
クレジットカード情報を
入力して応募ボタンをタップしました。


ところが、
何日待ってもプレゼントは届きません。

そのうち、その有名家電メーカーから
顧客情報が流出していたとのニュースが
ネットを駆け巡り、
ほどなくメーカーからお詫びの文章が
ネットに公開されました。

そこには、
顧客情報を流用したプレゼント詐欺
流行しているとあり、
Aさんが受け取ったあのメッセージも
事例として記されていたのです…

★以上はフィクションです。


◆流出した顧客情報を元にした
 巧みな詐欺

Aさんが体験したのは
プレゼントキャンペーンを装った
フィッシング詐欺の一種です。

他とひと味違うのは、
企業から流出した顧客情報を
巧みに使って企業を騙るため、
メッセージの内容を
信用してしまいやすい事。

実際、企業のショッピングサイトが
不正アクセスされて顧客情報が流出、
のちにその顧客情報を使った
フィッシング詐欺が起きたという
事例がありました。

当然プレゼントはもらえず、
個人情報
(クレジットカード情報)だけが
一方的に差し湯されてしまうのです。


この場合、悪意ある人達は
利用者登録を握っていますから、
メッセージの文面から詐欺かどうかを
見抜く事は、
素人や高齢者には困難でしょう。

対策は、まず真偽を問うべく、
直接公式Webサイトを検索した上で
キャンペーンを行っているか
確認する事です。

そして当該のキャンペーン情報が
見当たらないなら、
即座に詐欺と判断して
忘れてしまう事が重要です。

相手は偽サイトに
個人情報を入力させるため、
魅力的なプレゼントを
提示してきますから、
その誘惑に負けてしまっては
元も子もありません。


流出発覚ともなれば、
実在企業のメルマガ送信元アドレスも
変更されてるかもしれませんね。
いつまでも再登録しないと、
流出個人情報を得ている
詐欺グループからの
メールしか来ません!

また、飛んだリンク先に
ウイルスが仕込まれていないとも
限りません。
クレジットカード情報盗まれた上に、
端末をウイルスで壊されてしまっては
新しく買い替えもできません!

詐欺メールでなくても、
パソコンネット通販サイト等々
通信販売契約の場合は、
『クーリングオフ制度』が
基本的には使えない法令だそうです。
悪質化が増えれば、
通販契約のクーリングオフ制度も
変わるかもしれません…
クーリングオフ制度については、
中学高校で習いましたね…
「クリーニングオフ」では
ありません!

ぜひとも冷静さを保って
いただきたいものです。